「持続する旨み」が自慢の島根県の隠岐島で作られる「海士の本氣米」の魅力

「持続する旨み」が自慢の島根県の隠岐島で作られる「海士の本氣米」の魅力

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適度な粘り気と上品な甘みが特徴の本気米

「持続する旨み」が自慢の島根県の隠岐島で作られる「海士の本氣米」の魅力

島根県は隠岐の島。その中にある海士町は全国から起業を目指すIターン、Uターンの若者が多いことでも知られるとても活気がある「離島」です。私もこれまで3回お邪魔し島の活気と自然を堪能し、すっかりファンになってしまいました。

 

海士町は離島とは言え、湧き水と平野が多く、古くから稲作が盛んな土地ではありました。さらに隠岐牛の堆肥と牡蠣殻を土づくりに活かし、旨みを増すために改良に改良を重ねて出来上がったのが今回ご紹介する「海士の本氣米」です。

 

このお米は2016年度の11月に初出荷されたまさに出来立てのお米。島の熱意が届いたのか、農林部会長を務める小泉進次郎衆議院議員の耳に入り、本氣米の生産者が東京に招待され、直接紹介する機会をいただいたほど。離島のハンディを背負いつつ、肥沃な土壌の開発と農薬をわずかな除草剤に留めるなど農家の方々の手間暇をかけた作品に仕上がったのです。

「持続する旨み」が自慢の島根県の隠岐島で作られる「海士の本氣米」の魅力

そんなお米を美味しくいただくにはほんのちょっとだけ気遣いが必要です。お米を優しくといだ後は十分に水切りをして3時間くらいは寝かせます。水は浄水でかまいません。炊くときの水位はわずかに少なめにしてスイッチオン。特に難しくはないのですが、寝かせるという「仕込み」に時間という手間をかけたいところです。

 

炊きあがったときの香りに注目です。炊飯器を開けた瞬間から「お米」は「ごはん」に変身です。ほんのり甘いごはんの香りが何とも言えない幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。海士町の農家の皆さんの「本氣」が伝わってくると思います。

 

そしてその味わいはいかに。

 

適度な粘り気と上品な甘みが特徴で、おかずやふりかけなどがなくてもそのままご飯だけで箸が進みます。本氣米ごはんと味噌汁、お漬物で十分なご馳走になるかもしれません。冷めても変わらない粘り気と味わいは不思議です。旨みは変わらず、レンジで温める必要はなさそうです。

 

海士の本氣米は農家7名と海士町役場が一体になって作られた産物。土づくりから手間暇かけて作られた作品は、生産量はまだまだ少なくとても希少品でもあります。お値段もスーパーなどで売られているものとは大きく違います。はっきり書くととても高いです。

 

その理由を一言でいうと、「持続する旨み」でしょうか。

 

銀座三越で海士の本氣米に出会うことができます。その場で精米をするところも本氣ですね。ちょっと特別な日の自宅ごはん、そして大切な人に「本氣」を送りたいときにはおススメできるものだと思います。

※掲載情報は 2017/03/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

嶋啓祐

フードビジネスデザイナー

嶋啓祐

全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れているものです。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、そこ料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」です。注目しているのは島根(出雲、石見、隠岐)、石川(能登)、佐渡、岩手(釜石、紫波、雫石)、宮城(石巻)北海道(網走)など。毎月足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。総合情報サイト、オールアバウトでフレンチを書き続けて13年になり、書いた記事は380本に上ります。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一美味しいお米がとれる)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼(食べたことがない)、奈良漬、豚足、酢豚、焼酎。

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