新年のスタート!“1月”にこそ飲むビール『ボン ヴー』

新年のスタート!“1月”にこそ飲むビール『ボン ヴー』

記事詳細


新年の幸せを願い造り始めたビール

新年のスタート!“1月”にこそ飲むビール『ボン ヴー』

「これが一番好き」と公言するベルギービール通も多いこのビール。

 

ラベルの「AVEC LES Bons Voeux DE LA BRSSERIE DUPONT」は、“デュポン醸造所よりご多幸を込めて”という意味です。

 

デュポン醸造所は、ベルギーの南部、ワロン地方エノー州トゥルプという小さな農村の家族経営のブルワリーです。この『ボン ヴー』は、1970年から、お得意様への新年の挨拶の贈り物として造り始めた限定ビールでした。当初は『デュポン・スリー』または『ヌーベルアン(新年)』という名前でしたが、このビールの人気がどんどん高まり、入手するために何ヶ月も前から予約を入れなければならなくなったことから、ついに通年で醸造販売することとなりました。

大地を感じるふくよかで清々しい味わい

新年のスタート!“1月”にこそ飲むビール『ボン ヴー』

シャンパンと同じコルク栓を使ったボトル。ポンっと勢い良くコルクを開ければ、甘い蜜や若草のような香りが辺りに広がります。酵母による少し濁りのあるオレンジ色。飲み頃の温度は12度。アルコール分は9.5%と高めだけれど、醸造時にドライホッピング(麦汁が冷めた後にホップを加えること)されたこのビールは、ひとくち含むと、香りの甘さと裏腹なビターさを感じた後、すぐにアプリコットや柑橘系の甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。ふくよかさにどこか土のような心地よい渋味も織り成し、やがてほんのりとした余韻が喉の奥に残る‥‥。複雑で、柔らかく、厚みがありつつ、ドライ。それらが実にバランスの良い仕上がりで、心地よく飲み進んでしまいます。

 

デュポン醸造所では、この他にベルギー国内で大人気の『モアネット・ブラウン』や、日本でも大人気の『セゾン・デュポン』なども醸造。また、現地では、ビールでウォッシュしたチーズやビール酵母を使って焼き上げたパンなども販売していて、いつか訪れたい憧れの醸造所です。

 

1月も、すでにもう後半へ。新しい年は、気がつくとあっという間にすり抜けます。それぞれが抱く今年への思いを胸に、1月のうちにこのビールで改めて乾杯してみませんか。少人数で夢を語り合うなら、375mlの中瓶を。大人数で分かち合うなら、750mlの大瓶でも。新成人への贈り物にも、ぴったりの1本です。

※掲載情報は 2017/01/15 時点のものとなります。

  • 6
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
新年のスタート!“1月”にこそ飲むビール『ボン ヴー』
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

宮原佐研子

ビアジャーナリスト/パンコーディネーター

宮原佐研子

日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』(宝島社)、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』(KADOKAWA)他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ?パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。

次へ

前へ