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缶のイラストを手がけるのは、気鋭のイラストレーター・川原瑞丸さん
こんにちは！新年一発目に紹介する逸品は、東京・大森に本社を構える、慶応二年（1866年）創業の老舗海苔問屋、金子海苔店の特選ギフト缶です。
大森はその昔、日本一の海苔の生産地で、将軍家にも献上されるほど味と香りのよい江戸前海苔が取れていました。金子海苔店はそのノウハウを生かし、数多くの有名寿司屋さんに海苔を卸していて、築地場外の店舗にはこだわりの職人や食通が足繁く通う名店として知られています。
正直申し上げまして、海苔の良し悪しがわかる人は、個人的にはかなりの食通な方だと思っています（上から目線に感じてしまったら恐縮です）。ですので、「この方は食が大好きだろう」という、とっておきの方に贈るときにオススメしたい次第です（笑）。
焼き上げてから即座に袋詰めを行うため、海苔本来の味と香りに加え、甘みや歯切れ、そして口溶けの良さは格別。こだわりを挙げたらキリがないのですが、それをこんな可愛らしいパッケージ缶に詰めて、肩肘張らない贈答用にしているのが粋だなと思っています。
パッケージデザインを担当しているのは、『SPUR』（集英社）や『婦人公論』（中央公論新社）、そして感度の高い女性に人気のアパレルブランド「FRAPBOIS（フラボア）」などのイラストなどで活躍する気鋭のイラストレーター、川原瑞丸さん。
左の「特選・パリッと焼のり」は日本の四季折々の花を、左の「特選・パリッと味のり」は日本的『不思議の国のアリス』を表現しています。いかにも女性に好まれそうなデザインですよね！
「特選・パリッと焼のり」の魅力は、なんといってもその香り。寒中、日の出前に摘み取った海苔草を独特の手法でじっくり乾燥させることで、海の旨味が凝縮し、磯の香りが際立ってきます。上品でどこか懐かしい風合いは、わかる人にはわかるはず。
そして、「特選・パリッと味のり」の魅力は独自調法により作られた秘伝のタレの旨み。味付けにすると、海苔の品質にこだわらないメーカーさんもありますが、金子海苔店はいっさいの妥協を許しません。
そんな2つの特選海苔は、日本酒との相性が抜群。ちょっと上質な日本酒をちびちびやりながら、海苔をパリッと楽しむと非常に風情が増すんですよね。8切が92枚入っていて、お値段も意外とお得。ぜひ大切な人への贈答に使ってほしい商品です！
※掲載情報は 2017/01/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーライター
高柳淳
普段はカルチャー誌やWEB媒体などを中心に執筆活動を展開。2015年の夏には福岡市が編集するニュースサイト「#FUKUOKA」の企画で１ヶ月ほど福岡へ滞在し、現地の美味しいグルメをガッツリと満喫してきました。好評につき第二弾も企画された「福岡ガチ検証生活」の初代体験者であることが自慢です！
http://hash.city.fukuoka.lg.jp/ijyu/index
趣味は妻との食べ歩き。美味しいお店があると聞きつければ、各地都内一目散、マジで意気込み部隊が出動します。ジャンルは和食から洋食、エスニックからラーメンと幅広く押さえていますが、最終的には毎日食べても飽きない素朴なものに落ち着いた感があり。
これまで自腹で相当額つぎ込んで得ることのできたグルメ情報から「本物」だけを厳選してお伝えしていきたいと思います！
あ、そういえば、群馬県出身ですが、中学・高校時代には東京まで新幹線通学をするレアな子としてNHKに取材された過去も持っていました！（笑）。
