記事詳細
北ドイツ限定!絶品フィッシュフライ
ドイツ連邦共和国で2番目に大きいニーダーザクセン州。自然豊かなこの土地には、ドイツでも屈指のハイキングコースや内陸湖、それに河川があり、カヌーで走行できる距離は6,500キロメートルにも及びます。この州には、イルメナウという川が流れています。そこでは、Stint(スティント)という魚が獲れます。
キュウリウオ科でワカサギに似た魚ですが、2~4月頃に産卵のために川の上流に上がってきます。日本でもワカサギは天ぷらにして食べられますが、北ドイツでも、このワカサギに似たスティントを油で揚げて食べる習慣があります。もともとは、あまり裕福ではない人たちが食べ始めたのがきっかけでこの料理は生まれましたが、そのおいしさが評判となり、今ではどこの家庭でも作られるようになりました。
今回は、スティント揚げのレシピをご紹介します。作り方はとっても簡単。スティントにライ麦の粗びき全粒粉をまぶして、油で揚げます。そして塩コショウをまぶして出来上がりです。ジャガイモやサイコロベーコンを添えてお皿に盛ります。塩で味付けしたシンプルな料理ですが、魚の旨みがよく引き出されていて、何匹食べても食べあきません。お酒のおつまみにもぴったりの一品です。
※掲載情報は 2017/01/13 時点のものとなります。
- 4
キュレーター情報
ドイツ連邦共和国大使館
駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本におけるドイツ政府を代表する機関です。ヨーロッパの中心に位置しているドイツと日本は、去る2011年、外交関係を樹立してから150周年という節目を迎えました。そして、今後も互いに両国が協力し合いながら、現在の友好関係を保ち、またより深めながら手を取り合って未来へ向かっていこうという思いをこめ、「ドイツと日本-ともに未来へ」というモットーの下、日本の皆さんにより深く、広く、ドイツを知ってもらうべく、様々な形で活動を行っています。こちらのサイトでは、ドイツの伝統や郷土・食文化についてお伝えします。