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いま気になるのは、ブラジル
世界的なイベントが続く南米・ブラジル。サッカーやサンバ、コーヒーはあまりに有名ですが、近頃ではブラジルが生み出す独創的な文化やファッション、建築などにクリエイターや編集者がこぞって注目し、メディアで紹介されることも多くなってきました。ippinが気になるのはもちろんブラジルの食やお酒、ということでブラジル大使館・通商部へ訪問してきました。
広大な国土と多民族の国は、多様で表情豊か
ブラジルは世界で5番目の非常に広大な国土を持った国です。そこに暮らす人々の背景も実に豊かで、北東部にはアフリカ系、中南部には日系をはじめアジア系やイタリア系、南部にはドイツやウクライナ系が多く、もともとの国の緯度や気候が近い土地に定住しているのが面白いですね。よくブラジルという国は、とか、ブラジル人って、と聞かれるのですが、地域によって全く異なる文化を持っているので、「ブラジルといえばこれ」というわけにはなかなかいかず、答えに困ってしまうんです。
世界一のサトウキビ生産国の代表酒「カシャッサ」
コーヒーの生産が世界一なのはよく知られていますが、サトウキビの生産も世界で一番です。ここから造られるのがブラジルを代表するお酒、カシャッサです。サトウキビの蒸留酒で、日本でいえば焼酎ですね。そういえば、世界の蒸留酒生産量1位は日本ですが、2位に続くのは私たちブラジルなんです。非常にポピュラーなお酒で、リーズナブルなものからプレミアム品まで、様々な銘柄が生産されています。ポピュラーな飲み方はフレッシュライムと砂糖、クラッシュアイスで冷たくステアしたカイピリーニャですね。「田舎の娘」という意味ですが、ライムのフレッシュ感と甘さでとても飲みやすいカクテルです。
丁寧な手しごと仕上げのカシャッサはプレミア品
ウェーバーハウス プレミアム・ブラック
19世紀半ば、ドイツから最南部のリオ・グランデ・ド・スル州へ移民したウェーバー家によるプレミアムカシャッサ。自社でオーガニック栽培されたサトウキビを使用し、オーク樽で1年、その後バルサム樹樽でもう1年熟成させる丁寧な仕上げが特徴。 容量:750ml アルコール度数:40度
※掲載情報は 2014/11/23 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ブラジル大使館
ブラジルは世界で5番目、南米大陸の約半分を占める広大な国土を持つ国です。この広大な大地には豊かな自然はもちろんのこと、実に豊富な食材が溢れています。先住民インディオや入植したポルトガル人をはじめアフリカ、日本、ヨーロッパと様々な民族が暮らすブラジルには、各地方の風土や文化を反映した実に多様な料理があります。日本とブラジルは地理的に遠く離れてはいますが、150万人の日系人社会を擁し、日本とは大変深い絆で結ばれています。食をテーマに日本の皆さまへこのブラジルの魅力をご紹介し、ブラジルと日本がますます親密な関係となることを願っています。