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大分の海から生まれた極上のタレ
大分の漁師町、米水津(よのうづ)に伝わる郷土料理「あつめし」。昔から漁業が盛んなこの地域では、漁師たちが獲ったばかりの魚を刺身にしてお米に乗せ、タレとお湯かけて食べる海鮮丼「あつめし」が昔から親しまれてきました。
名産の脂ののったブリを使った「あつめし」はもちろん絶品ですが、そのおいしさの決め手はなんと言ってもあつめしのタレです。米水津では、このタレの事を「バクダン」と呼ぶそうで、漁船にはいつもこの「バクダン」が常備されていてまかないを食べるそうです。醤油、砂糖、酒を発酵させるシンプルなタレですが、しっかりとコクのある甘めの醤油のような味がします。このタレは、青魚の独特の臭みや、肉の臭みも和らげる効果があります。
僕は、このタレを使って出し巻き卵を作ったり、お湯で割ってうどんを作ったりします。他の調味料は一切不要で、最高においしい料理ができます。冷蔵庫におかずがない時には、ただご飯の上にかけて食べてもおいしい、漁師の知恵が詰まった知る人ぞ知る万能調味料です。
※掲載情報は 2017/01/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
株式会社キュウプロジェクト代表
佐藤幸二
代々木八幡近隣でポルトガル料理店「クリスチアノ」、「マルデクリスチアノ」、ポルトガル菓子店「ナタデクリスチアノ」、タイ料理店「パッポンキッチン」を営んでいます。おもたせが好きで、お客様に聞いたり、自分で探したりしています。