これ何て読むの?全部読めたら真の和菓子通

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伝統を守る老舗が作る和菓子。そんなお菓子ほどその作品の背景にはいろいろなストーリーがあります。そして、複雑な名前をしたものも多く、一度聞いただけではなかなか名前を覚える事ができません。でも、その漢字を見ればどんな味がするのか好奇心が沸くものです。そこで今回は、商品の名前を一回では覚えられない、格式ある和菓子を3つご紹介します。全部名前を言えたらあなたは真の和菓子通です!

 

1:【餡麩三喜羅】夕方には売り切れてしまうモチモチな味わい

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名古屋の北20kmに位置する江南市に本店を構える1818年文政元年創業の老舗「大口屋」。こちらで夕方には売り切れてしまうという人気商品が「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」です。餡麩三喜羅は独特の丸い形をした山帰来の葉の塩漬けに包まれています。つる性植物の山帰来(サンキライ)は別名を猿捕茨(サルトリイバラ)ともよばれ、葉が緑の時にも生け花に使われます。山帰来に包まれた麩まんじゅうは、もちもちとした歯ごたえながら、口のなかですっと溶けていくなめらかな口当たりの麩と、さっぱりとした甘さのこし餡が醸し出す上品な味わい。尾張地方を代表する銘菓です。

2:【鳳梨萬頭】甘酸っぱさが癖になるお菓子

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広島県呉市にある天明堂の「鳳梨萬頭(おんらいまんとう)」は、中国のお菓子のようなパッケージ。封のしていない袋に赤字で名前が印字してあり、周りにはラーメン丼などで見る模様が描かれています。周りの生地がとてもほろっとした口どけで饅頭というより柔らかいサブレのような洋菓子の風味。卵、バターがたっぷり入っている生地でとてもリッチな感じが楽しめるのだそう。中に入ったパイナップルジャムは甘酸っぱく、周りの生地とも相性のいいお菓子です。

3:【阿闍梨餅】京都を代表する絶品和菓子

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安政三年(1856年)創業の和菓子屋 満月の「阿闍梨餅(あじゃりもち)」。餅粉をベースにした生地に、丹波大納言小豆のつぶ餡を包んだお菓子です。阿闍梨とは、もともと高僧を意味する言葉だそうです。見た目はシンプルですが、しっとりモチモチとした皮と、丹波大納言小豆を使った甘さ控えめの餡は、絶妙なバランス。濃いめの緑茶があれば、1度に何個もいただけるほど大好きです。固くなったらオーブンでさっと焼いたり、揚げたりしても美味しく食べられます。

※掲載情報は 2017/01/10 時点のものとなります。

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