無加糖コンフィチュール・ブルーベリー
合資会社エコ二コ農園
記事詳細
天然の妙味を味わいながら、糖質制限にも最適
その昔、イタリアやフランスを中心にヨーロッバ中のレストランを巡って食材や郷土料理などを撮影していた時、一番印象に残ったのはハムやソーセージ、ジャムなどのいわゆる保存食でした。
その地方の収穫物や気候に合わせて、季節ごとに丁寧に加工して、家族みんなが幸せに美味しく暮らせるように、納屋の棚に保存しておくのです。どの家の納屋にも肉の塩漬けや、野菜の酢漬け、果実の砂糖漬けなど、たくさんのカラフルな瓶詰めが、自家製プロシュートやハムと共に並んでいました。
世界中どこにでも受け継がれている「生きるための知恵」なのですが、特に沢山の種類の果実酒やジャム類が、とっても美味しかったのに感動しました。日本では、梅酒やかりん酒などにあたるのでしょうが、「自分は忘れていたな」と反省したのを覚えています。
帰国してからは、なるべく健康そうな野菜や果実を選んで、加工して常備しておきたい！と意気込んだものの、都会では流通の段階で切り捨てられることもあったり、結果、材料自体が高価になりすぎ、なかなか趣味の範囲を超えられないなと思っておりました。
ところが近年、生産地の自治体の方々などが中心となり、いわゆる「6次産業化」が各地で活発となったおかげで、地元の生産者の想いが詰まった良質な加工品が、手軽に手に入るようになってきました。
この「栽培期間中農薬不使用・樹上完熟・無加糖」のブルーベリーコンフィチュールもそんな出会いの一つなのです。
演劇による教育活動で有名な「劇団わらび座」の拠点である、秋田「たざわこ芸術村」の「エコ二コ農園」で作られているこのブルーベリーは、太陽の光がすべての果実に降り注ぐように枝を整え、EMぼかしを中心とした「微生物発酵肥料」を使った土で育った、「栽培期間中農薬不使用の栽培。そして果実を樹上で完塾させるのです。
収穫の季節には、「摘み取り体験」もできるそうで、併設のレストランでは限定のブルーベリー料理も楽しめるとのこと。
そんな厳選ブルーベリーを凝固剤や酸化防止剤を使用せず、さらに砂糖も使わないで仕上げたこのコンフィチュール、口にするとその微妙な甘さにびっくり！ドライブルーベリーも加えられていて、その自然の甘味に思わずうっとり、自分の味覚を試されているようで何回も口に運びたくなります。
私のような糖質制限オヤジにも、とっても優しいこの製品は、自然派の方への贈り物にもぴったりだと思います。
住所：秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田433-1
Tel：0187-44-3929
※この商品の販売は終了しました。
※掲載情報は 2016/12/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理写真家
今清水隆宏
1965年、東京都生まれ。東京造形大学卒業。1988年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。
以後、国内・海外、料理研究家・シェフを問わず主に雑誌、料理レシピ、レストランなどの料理およびその周辺の撮影、書籍企画等を担当。他、百貨店等各種カルチャースクール、地方自治体等にて「料理写真講座」の講師、講演等でも活動。社団法人日本広告写真家協会会員。
