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かるかんって、どういう意味?実は由緒正しいんです
かるかん、って不思議な名前ですよね。大和言葉としても不思議な感じだし。でも、漢字だとなんとなく理解できます。
軽羹。
軽い羊羹という説もあり。もともと「羹」という字は、中国では流しもの。とても大切なものに使用された漢字ですから、由緒正しいことも名称で読み取れます。
「かるかん」の歴史はとても古く、元禄12年(1699)に残っているかるかんの記録がもっとも古い記録らしく、なんと江戸時代にさきがけて作られていたのですって。正月や結婚式などのハレの日に食べた、高貴なお菓子だったそうです。鹿児島の銘菓でもありますよね。
自然薯と米粉バランスがほかでは味わえない
「自然薯」、「米粉」、「砂糖」だけのシンプルな原料だけで作られているんです。卵も入らないので、雪のように真っ白。これほど真っ白なお菓子って早々和菓子でもありません。
自然薯には、滋養強壮や食物繊維もはいっていて栄養もあるお菓子ですね。明石屋さんのかるかんは、流石、かるかんの元祖のお店。シンプルなのに丁寧な作りが感じられます。
甘さが自然でふんわり軽いんですが、自然薯のしっとりさもあって、もっちり。でも軽い!不思議な食感です。中の餡子もほどよく品があって、ホッとするお菓子。山芋独特な香りもほのかにありますよ。全然小麦粉とは違う味わいです。
かるかん元祖の明石屋ならではの丁寧なおいしさ
かるかん饅頭以外にも、明石屋さんのかるかんは、とっても優しい味わい。春駒は名古屋ういろうに似たモッチリ食感で、やっぱり甘さが控えめで食べやすい。かるかん饅頭とセットは手土産や贈り物に重宝です!
※掲載情報は 2016/12/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー
小倉朋子
(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事
来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!
●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載
●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数