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箱を開けたときのとびきりの笑顔が見たい
北九州教室のとある日、生徒さんから「私、パティスリーで働くことになりました」という嬉しいご報告を受けました。
そのパティスリーで生徒さんが作る作品を見せていただいたときに、ものすごいインパクトとワクワク感がいっぱいで、ぜひ食べてみたいとすぐに思ったのですが、そのスイーツが今回ご紹介するドルチェ・ディ・ロッカ・カリーノの「ティアーモ」。クッキー生地の上にバタークリーム、そしてマカロン生地を重ねてアイシングしているこだわりのスイーツ。
色々な色がありますが、それぞれに九州、特に福岡の素材を取り入れていて、八女の抹茶やあまおういちご、福岡県宗像市のマンゴーなどを使って作られています。
単純にみんなの笑顔が見たいというだけでなく、このスイーツは、特別な女性が箱を開けたときに「わぁーーー!」と目を輝かせて喜んで欲しいという特別感を持たせたスイーツ。まさに箱を開けたら私も、「わぁーー!」となりましたよ(笑)。
そしてこれをいただいたら、決して黙々とあっという間に食べきることはなく、一つ一つ大事に食べるはずです。だってこんなに丁寧に作られていたら必然となりませんか?食べるのがもったいないなと思えるスイーツです。
ティアーモが出来るきっかけ
このティアーモが作られるきっかけは、ふとしたことではないようです。カリーノの遠山社長からお聞きしたお話は、とても衝撃的で、そして納得もいくものでした。
このティアーモのプロデュースはあの的場浩司さん。初めはお店のタルトを食べていただいたそうですが、後に「スイーツを一緒に作りませんか?」とお声がけいただいたそうです。
このお店は北九州の中心より少し離れた地にあり、このお店に来てゆっくりとしていきたいと思わせる場所。遠山社長も初めは、全国には数多くのパティスリーがある中、なぜうちのお店とわざわざスイーツを作りましょうと言ってくださったのか?と疑問に思われたそうですが、的場さんは、「このお店にはご縁があると思う」とお話をされたそうです。
的場さんと言えば芸能界のスイーツ王と言われていますが、色々なパティスリーとのご依頼のお話よりもカリーノと作りたかったという強い思いがあったそうです。
きっと遠山社長の謙虚なところと、スイーツと人とのご縁の熱い気持ちを的場さんは読み取ったのかもしれません。どんなに相手からオファーがあっても、自分で思う直感のこだわり感は、私も恐縮ながらわかる気がします。
お店は外国・イタリアの様子。スタッフの掛け声もイタリア語。とてもスイーツ店には見えない雰囲気ですが、女性らしさがありとても清々しいですよね。何度でも行きたくなるお店です!
このティアーモのような女性らしいスイーツのように、女性が働きやすい空間と仕事体制を整えていき、これからもティアーモを見ていろいろな場面で目を輝かせた人が現れるように。ぜひ、皆様に手に取って食べていただきたいなと思います。
店頭ではもちろん、ネットショップもあります。
※掲載情報は 2016/11/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。