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先日、岩手県花巻市のワイナリー「エーデルワイン」へ行ってきました。大迫（おおはさま）ぶどうの収穫、テイスティング、農業研究所、製造見学、マリアージュを体験！
「おいしい」を追求しだすと、「素材」に目がいくのです。特に今年は農林水産省で委員もさせていただいているせいか、「農園」ときくとつい参加したくなり。笑
東京からは、はやぶさ号で２時間半ほど。目指すは新花巻駅です。そこからバスで、大迫（おおはさま）町にあるワイナリー「エーデルワイン」へは30分ほど。行ってみたら、すごい！「大迫町＝エーデルワイン」と言っても過言ではない存在感でした。
テイスティングルームも完備され、ワインメニューもズラリ。8種ほどテイスティングさせていただきました。どれも大迫産のぶどう100%のワイン。白を2種と赤を6種。
大迫産のぶどう100%のワインの味を一言で言うと、「ミネラル感が豊富で綺麗な酸味」です。というのも、花巻市大迫の気候は国内でも有数の古い地層。石灰質が多く含まれ、弱アルカリ性の土壌です。さらに冷涼な気候とあいまって、ぶどう作りに非常に適しています。フランス・ボルドーと同じ気候地層とも言われ、キレがある個性豊かなワインになるぶどうが育つそうです、ちなみに大迫で栽培されている高級ワイン専用種はツヴァイゲルトレーベ、メルロー、リースリング・リオン、シャルドネなど。
さて、今回テイスティングさせていただいたワインの中で一押しは、こちらです。いわて早池峰山麓（はやちねさんろく）「五月長根葡萄園（さつきながねぶどうえん）」です。
大迫産のリースリング・リオン100%。長期低温発酵され、香りはグレープフルーツやリンゴを感じさせる、とてもフルーティーな白ワイン。程良い酸味と果実味があり、やや辛口でスッキリしています。個人的には、ワインは赤を好むことが多いのですが、今回はダントツにこの白ワインが気に入りました。おすすめです。
大迫で収穫したぶどう
見た目はブルーベリーみたいに小ぶり。でも房は大きく、その場で食べてもおいしい。甘いぶどうそのものの味です。
こうして葡萄から見て触って食べて五感で体感したら、出来上がりワインにも、さらに愛情が増します。家呑みが楽しみ！
※掲載情報は 2016/11/04 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
里井真由美
2012年食専門家として独立。グルメ誌で連載開始、世界15カ国以上のレストランに着物で伺うスタイルが話題に。テレビ番組はコメンテーターやグルメレポート等２年間で70以上に出演。現在「jcom街声！グルメランキング」レギュラー出演中。
最近では講演、大学講座、コンテスト審査員、日本の食文化を高めるべく海外のクールジャパンセレモニー出席や、お米の世界大会審査員等国際的に活躍の場を広げ、2015年ミラノ万博日本館のオフィシャルサポーターにも任命される。
＜兼任＞
◎（社）日本ソイフードマイスター協会顧問
◎ 日本の食の親善大使「食のなでしこ」
◎ 米食味鑑定士、唎酒師、オリーブオイルソムリエ
◎ ASEAN食のコンシェルジュ
◎ 「たべあるキング」和食・フレンチ・アジアン担当
【テレビ出演】
■NHK「美の壷」■テレビ朝日「関ジャニの仕分け」■日本テレビ「メレンゲの気持ち」■フジテレビ「笑っていいとも」■TBS「花まるマーケット」他
