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明治28年10月26日に、正岡子規がかの有名な句“柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺”を詠んだことから制定された柿の日。“柿が赤くなれば医者が青くなる”といわれるほど栄養満点な柿は、ビタミンC、B-カロテンやポリフェノール、カリウムなど、女性に嬉しい成分がたっぷり。旬を迎えるこの時期、おいしくて美容成分たっぷりな柿スイーツで、一石二鳥のデザートタイムはいかがでしょう。
1:栄養価をぎゅっと濃縮! 長野・天竜川沿いで作る高級干し柿で贅沢なひとときを
秋のおやつにイチオシなのが、栄養素がさらに濃縮される“干し柿”。最初にご紹介したいのが、明治45年創業の老舗果物専門店『丸留』が独自に開発した贅沢スイーツの干し柿「季(とき)」。標高400メートルにある長野の天竜川沿いで作られる干し柿は、うっすらと白い粉を表皮にまとい、やわらかい実は上品な甘さが口の中で広がります。農林水産大臣賞を受賞したこともあり、ご進物品としても喜ばれています。
※12月中に販売予定です。季節により異なりますので、お店にお問い合わせください。
2:丁寧な仕事が見える生産者番号付き! ずっしり重い大粒の三社柿「富山平柿」
続いては富山の干し柿をご紹介します。大粒の三社柿を使い、ずっしりとした重みがある「富山干柿」。しっかりとした大きさがありながら水分が全然ないのは、干しては休ませるという作業を丁寧に繰り返して作られているから。硬すぎずやわらかすぎず、柿の濃厚な甘味やうまみが実にぎゅっと凝縮されています。柿ひとつひとつに生産者番号がついていることからも、その丁寧な工程が伺えます。
※12月上旬から販売予定です。季節により異なりますので、お店にお問い合わせください。
3:源頼朝も絶賛! 蜜のように甘くとろける美濃の献上スイーツ「堂上蜂屋柿」
鎌倉時代に源頼朝が“蜂蜜のように甘い”と絶賛したと言われる、岐阜県美濃加茂市に千年伝わる極上の干し柿「堂上蜂屋柿」。堂上とは朝廷への昇殿を許された格をもつという意味で、平安時代から天皇や幕府へ献上されてきました。表面の白い粉は糖分で、細いホウキであえて細かい傷をつけ、甘さをさらに際立たせています。その天然の甘みは、なんと糖度65%というジャムのような甘さ。まさに極上の蜜のようにとろけてしまう味わいです。
※12月中旬から販売予定です。季節により異なりますので、お店にお問い合わせください。
4:和菓子の原点ここにあり! 老舗が奏でる半生あんぽ柿とゆず餡のハーモニー
和菓子の原点とも言われる干し柿。その干し柿を使ったこだわりの和菓子が、広島県三原市の『共楽堂』の「柿中柚香(かきなかゆうか)」です。あんぽ柿を惜丸ごと使い、風味豊かな柚子あんをぎっしりと詰め、柿の甘酸っぱさと軽やかで爽やかな柚子餡が最高のハーモニーを奏でます。半生状態に仕上げたあんぽ柿を使っているので、干し柿のような歯ごたえと中のもっちりとした食感が、なんとも絶妙なコントラストの和菓子です。
※11月中旬から販売予定です。季節により異なりますので、お店にお問い合わせください。
5:みずみずしい干し柿を凍らせて熟成! はじめての食感が新鮮な「凍熟柿」
昔からの干し柿の名産地として知られている佐賀の名尾地区で、同じく佐賀に伝わる手すき和紙“肥前名尾和紙”の職人さんとご家族が手がける「凍熟柿」。みずみずしく甘み豊かな干し柿を冷凍させることで熟成させ、より芳醇で濃厚な干し柿に仕上がりました。自然解凍させると口の中でとろけるような食感と濃厚な甘さが広がります。深い味わいとさっぱりとした後味が楽しめる、変わり種の求肥を詰めた餅入りも一度お試しあれ!
6:何層にも折り重なった美しい断面! 市田柿のミルフィーユ「かさね柿」
南信州特産の市田柿。市田柿の干し柿やスイーツを手がける飯田市の『かぶちゃん農園』で、数ある製品の中でも人気を集めるのが、まるで地層のように幾重にも折り重なる市田柿のミルフィーユ「かさね柿」です。市田柿の鮮やかな色の果肉に白雪のような柿霜の模様が美しく、クリームチーズや安納芋のペーストをサンドしたものも評判です。ワインやブランデーとの相性も抜群ですので、お酒好きな方への贈り物にも喜ばれそうですね。
7:震災復興で誕生! 日本北限の甲子柿と仙人柿酢のいいとこどり「柿酢サイダー」
日本の北限の柿とも言われる、岩手県甲子地区の“甲子柿(かっしがき)”。ビタミンCはトマトの約1.6倍、リコピンは他の柿より30倍と栄養素が高く、地元では古くから甲子柿を原料にした“仙人柿酢”も愛用されてきました。震災復興のために誕生し、甲子柿と仙人柿酢のいいとこどりをしたのが「柿酢サイダー」です。ほのかな柿の甘みと柿酢の酸味が絶妙ですっきりした味わいは、ご当地サイダー愛飲家の中でも話題の一本なのだとか。
8:簡単なのに華やか! 女性に嬉しい旬の柿を使ったおもてなしの一皿
フレッシュな柿はそのままでも十分においしいですが、おもてなしの一品として活躍するアレンジを最後にご紹介しましょう。皮をむいた柿とモッツアレラチーズを食べやすい大きさに切り、白ワインビネガーとアボカドオイルをかけるだけの“柿モッツアレラ アボカドオイル”です。美容成分満点な柿に、同じく食べる美容液とも称される栄養価の高いアボカドを合わせた最強タッグの一皿。華やかなシーンでも彩りを添えてくれますよ。
※掲載情報は 2016/10/26 時点のものとなります。
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