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江戸時代に日本に持ち込まれたと言われている「落花生」。国内の落花生流通量のうち、約9割が外国産で、約1割程度が国内産と言われています。国内産の約7割は千葉県で生産されており、落花生は花が受粉した後は地中に潜って実を付けるために火山灰地が適していると言われ、関東ローム層を地盤に含む千葉県は栽培に適しているのだそうです。そのため千葉県では、各地でブランド落花生が生産されています。
今回はそんな千葉県で味わえる、落花生グルメを紹介いたします。ピーナッツの美味しさを引き出すために焙煎やローストをしたピーナッツバターやピーナッツペースト、旬の時期も短い生落花生など、千葉県だからこそ楽しめる味をお教えいたします。
1:素材の豊かな風味となめらかな舌触りの「HAPPY NUTS DAY」
落花生のおいしさが味わえるものといえば、ピーナッツバターを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。そんなピーナッツバターで多くのキュレーターの方が紹介しているのが、地元の生産者が作った「HAPPY NUTS DAY」。素材も千葉県産の落花生、北海道産のてんさい糖、九十九里の塩を使って作られており、素材の豊かな風味となめらかな舌触りが味わえるとのこと。朝が憂鬱なときは、「HAPPY NUTS DAY」で気分をよく朝のスタートを切ってみることをオススメいたします。
2:ごくごく飲んでしまいたいほど旨い「365日×農家」
千葉県の美味しいピーナッツを使った、有名なパン屋さんが生み出したピーナッツペーストを紹介します。代々木上原にあるブーランジュリ“365日”で味わえるのが、ピーナッツペースト「365日×農家」。こちらのオーナーと千葉県旭市で代々続くピーナッツ製造・販売会社の方が出会い生まれた「365日×農家」は、千葉産落花生とてんさい糖と塩しか使っていないシンプルなピーナッツペースト。アートディレクター・食文化研究家の後藤晴彦(お手伝いハルコ)さんいわく、このまま、ごくごく飲んでしまいたいほどの旨さというピーナッツペースト、ぜひ千葉県に行った際にはお土産に選んでみてはいかがでしょうか。
3:落花生の香ばしさも楽しめる「ピーナッツペースト」
千葉県内で初めてビン詰め加工して発売された、ピーナッツペーストを紹介します。フルーツカッティングスタイリストの辻美千子さんに紹介してもらったのが、昭和53年に地元産の原料を使用している、株式会社 伊藤国平商店の「ピーナッツペースト」。パンに塗って食べると、他のものでは味わえない甘味やコク、風味が感じられる毎日でも食べたくなるのだとか。落花生の香ばしさも楽しめるひと味もふた味も違うピーナッツペーストです。
4:落花生が餡として使われた「ぴーなっつ最中」
落花生が餡として使われている、和菓子の定番である最中を紹介いたします。千葉県成田市にある“なごみの米屋”の「ぴーなっつ最中」です。中には落花生を練り込んだ白餡がたっぷり詰まっていますが、ピーナツ型のパッケージをした透明な袋は、最中のカワイイ形が見られるようになっています。紹介者の料理写真家の今清水隆宏さんいわく、ピーナツ風味でとってもおいしいとのこと。千葉県のお土産にもぴったりなお菓子です。
5:落花生自体に蜜が付きすぎて真っ黒な「黒蜜漬け落花生」
プロの料理人も虜にした、美味しい落花生を紹介します。株式会社キュウプロジェクト代表の佐藤幸二さんに紹介してもらったのが、“落花生の大和田”の「黒蜜漬け落花生」。落花生自体に蜜が付きすぎて糖で溶けかかっていて、殻を割ると落花生の皮も真っ黒。黒蜜の甘さなので甘ったるい感じでは無く、蜜が落花生本来の旨みを引き出してくれているのだそうです。落花生の新しい可能性を味わえるお菓子です。
6:ホクホクとちょっとねっとりして、ほのかに甘い味が楽しめる「生落花生」
お菓子やスイーツなど以外でも、そのものでも楽しむことができます。田中伶子クッキングスクール校長の中村奈津子さんに紹介いただいたのが、「生落花生」。旬は短くて、9月の初旬から2~3週間くらいしか味わえないそう。無人の野菜販売所やスーパーで販売しているそうです。茹でたてのものはホクホク、ちょっとねっとりとして、ほのかに甘い味がなんとも美味しいとのこと。ぜひ来年は楽しんでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2016/10/15 時点のものとなります。
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