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秋の夜長に自宅で読書でもしながらおいしいお酒をチビチビ飲むのは、贅沢な時間ですよね。そんなゆっくりとした時間を持てること自体が贅沢ともいえますよね。ウイスキーにビールでチェイサーを楽しんだり、とっておきのワインをワインセーラーから出して溜めておいたDVDを見たり、お店ではちょっと高い焼酎をお好みの割り方で楽しむなんていうのもいいかも。
ブランド品でなくても、世界中には希少なお酒もあります。今回はなんでもないただの週末をちょっとリッチにしてくれる、自分へのご褒美として贈りたいおすすめのお酒をご紹介します。
秋の夜長にシャンパンを飲みながら星空を楽しむ
外の風が涼しくなっても冬ほど寒くないこの時期は、アウトドアでお酒を楽しむのもいい季節です。週末にちょっと外の風を感じながら、希少なシャンパンを楽しむのは、日常を非日常に変えてくれる最良のツールといえるのでは。
そこで、今回ご紹介したいのは、とりわけ芸術的なボトルデザインでも目を惹く、Perrier-JouetのBelle Epoque。現在発売されている最新ヴィンテージが、こちらの2007です。ペリエ ジュエのセラーで6年以上も熟成されていたという特別なシャンパン。
ゆっくりした時間と優雅なお酒は、なんでもない週末を贅沢な週末に変えてくれるでしょう。
英国王室御用達「ベリー・ブラザーズ&ラッド」のシングルモルトの香りを楽しむ秋の夜
秋の夜長をゆっくり楽しむことができる、シングルモルト。そんな時に選びたいのが、英国最古のワイン&スピリッツ商「ベリー・ブラザーズ&ラッド」のBerry’s Single Grain Scotch Whisky。「ベリー・ブラザーズ&ラッド」は、創業以来300年以上、ロンドンのセント・ジェームズ宮殿前の同じ店舗で営業を続けています。ワインの方が有名な「ベリー・ブラザーズ&ラッド」ですが、バラエティ豊かな自社ボトリングのスコッチ・ウィスキーもリリースしていて、カスク・ストレングス(樽出し原酒)など、レア度の高いヴィンテージ・シングルモルト・ウイスキーを取り揃えています。
シングルモルトは蒸留所ごとに豊かな個性を持っているので、そういう個性の違いを楽しめます。そんな違いを楽しむ飲み方は、なんでもない週末を贅沢にしてくれるはず。
宮崎産焼酎プレミアム「百年の孤独」
ご存知、入手困難と言われて久しいプレミアム焼酎「百年の孤独」。このメーカーは、素材へのこだわり方が尋常ではありません。ホームページのカテゴリも、農の中の酒造り、有機農法への取り組み、麦への取り組み、芋への取り組み、リサイクルなどなど、焼酎の蒸留所のホームページと言うより、農産物の生産研究所のような内容がきっちり記載されています。
そんな作り手の思いを味わいないながら、プレミアムな焼酎をご堪能下さい。
ブランデー樽で熟成されたストロング系の日本酒「リムーザン」
兵庫県産の米、山田錦と六甲山の伏流水で特別醸造した原種をリムーザン・オーク仕様のブランデー樽に詰めて5年間熟成させた特別な日本酒「リムーザン」。これまでの日本酒の概念を覆す、ほのかに樽の香りが香るウイスキーのような日本酒は、まろやかな味わいと自然な甘みがクセになる飲み口です。ウイスキーファンも日本酒ファンも楽しめるリムーザンは、水割り、ソーダ割りで香りを楽しみたいお酒。アルコール度数25パーセントと日本酒にしては高いですが、きつさを感じさせない特有の旨味を堪能ください。
ワインを楽しむように!花酵母で造られたフルーティーで華やかな日本酒
こちらは、岐阜県の清流長良川沿いの、最北の酒蔵である布屋原酒造場の「元文 大吟醸 菊」。じつはこのお酒は、花の酵母から造ったお酒なんです。布屋原酒造場で使われている花酵母は現在4種類。さくら、つつじ、月下美人、菊。花酵母は、従来の日本酒に存在する香りや味の個性をより倍増促進する力を持っているそうです。
ワインのようにフルーティーで華やか、それでいて力強いお酒を、ワイングラスでゆっくり楽しむのも贅沢ではないでしょうか。
新進気鋭のフィンランドのviinaキュロディスティラリー
こちらが、今注目度があがっている「viina(ヴィーナ)」(フィンランドでの蒸留酒全般の呼称)の中でも異質な光を放つ、「キュロディスティラリー」社のジンです。フィンランドの5人の若者が、2014年から蒸留を始めた新しい蒸留所です。その建物は、1908年に建設され最近使われていなかったチーズ工場を2012年に買い取り操業しています。
ジンがあれば定番のものからオリジナルカクテルまで作れるので、お家バーの出来上がりです。
そそぐだけで、リッチなデザートカクテルが作れるリキュール「ベイリーズ」で小休止
こちらは1974年にアイルランドで誕生して以来、今では世界中で愛されているリキュール「ベイリーズ」。ウイスキーとミルクから作られる濃厚なクリームを掛け合わせた「べイリーズ」は、1974年にアイルランドで誕生以来、瞬く間にその人気が世界中に広がりました。
アイスクリーム、1スクープをグラスに移しその上から「ベイリーズ」をかければ、あっという間に大人のアイスクリームになります。そんな大人のデザートで小休止を入れてもまだ夜は長いので、ゆっくり飲みなおすのにもピッタリです。
内戦続くシリアの高品質ワインを飲みながら、世界の平和を願う
実はこのワイン、内戦が続くシリア産のワイン「ドメーヌ・ド・バージュラス」です。
シリアは約3000年以上前からぶどうが作られていた土地ですが、ワインづくりの歴史は長い間途絶えていました。この地が故郷であるサードファミリーが、いま、シリアワインをまた世界に送り出し始めています。
シリア国内は内戦状態のため、外国人の入国は禁止されている状況です。また、シリア国民が続々と国外に逃亡する中、なんとかして国内の雇用をつくりだし、守っていくための苦労を追ってでも、」ワインづくりをするだけの価値ある素晴らしいテロワールがそこにあるから、とオーナーのサードファミリーのサンドロ氏は語ります。
秋の夜長、ワインを飲みながら世界の平和を願う、そんな日があってもいいと思いませんか。
浅草 神谷バーの代名詞「デンキブラン」
日本に初めて誕生したバーとして知られる、浅草の老舗バー「神谷バー」。1882年に、同店の代名詞となる「デンキブラン」の開発・販売を開始。そして、1912年に店舗の内部を西洋風に改造し、「神谷バー」がその歩みを始めています。
こちらでご紹介しているのは、アルコール度数40度のオールドタイプ。デンキブランはベースのブランデーのほかに、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされていますが、そのレシピは秘伝となっています。度数40度はパンチ力があるので、あまり一気に飲んでしまうと、せっかくの秋の夜長楽しむ前に、酔ってしまうかも知れません。
映画『プレタポルテ』を見ながらゴルチエになった気分でシャンパンを嗜む
秋の夜長に、古い映画を見ながらお酒を飲むのは楽しい。映画に出てくるお酒を準備して、映画にのめり込むのも楽しい。映画『プレタポルテ』のなかのジャン=ポール・ゴルチエは、「ロゼワインを」とオーダーした彼に給仕は赤ワインと白ワインを同時にグラスに注ぎます。その瞬間、ゴルチエは「良いロゼだ」とリアクション。そんな洒落心のシーンがある『プレタポルテ』。その映画にも出てくるシャンパンが、このパイパー・エドシックの「ブリュットNV」。
映画『プレタポルテ』は、パリ・コレに関わる人間模様を描いた内容なので、モデルのナオミ・キャンベルやクラウディア・シファー、デザイナーのソニア・リキュエルや若い三宅一生など登場します。シャンパンを片手に自分もパリ・コレを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2016/10/14 時点のものとなります。
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