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あの名店のお弁当がヘルシーかつ食べごたえある仕上げに
青山の日本料理店「えさき」。江﨑新太郎さんが手掛け、ミシュランガイド東京2016に三つ星として掲載されている名店です。そんな同店は伊勢丹新宿店で、お弁当やお惣菜の販売を行っています。ブランド名は「おいしい+(プラス)」。ヘルシーさを前面に出したラインナップですが、その中で今回わたしが注目したのは、「天然真鯛の太巻き寿司」です。天然……いい響きですね。ディスプレイされた商品を見ると、ゴマダレにまみれた鯛が太巻きの中央に大きく鎮座。個人的に“鯛茶漬け”が大好きなので、迷うことなく購入を。デザインされたおしゃれな包装、パープルの紐もいいアクセントです。蓋を開けると、太巻きが4つ。見た目だけでも丁寧なお仕事ぶりが伺えます。
「おいしい+」のお弁当には1つの基準があり、カロリー500kcal以下、糖質40グラム以下となっています。食事は総カロリーだけを見がちなこともありますが、一般的にごはん一膳で糖質55グラムと言われているので、同店では糖質にも気を配ったものとなっています(同店ではごはんの半分にはお米型のこんにゃくを使用)。
早速いただくと、主張しすぎないゴマダレをまとった鯛、そして酢飯がいいハーモニーを奏でます。鯛の量が結構あるので、ひと口ではなく2、3口で食べてもそれぞれに鯛が入るような感じです。咀嚼する中で、シャリっとした食感があります。ショウガ?ミョウガかな?と思い、内容表示を確認すると、ミョウガでした。細部にまでしっかりと計算が行き届いている印象ですね。ちなみに、化学調味料や保存料、着色料、香料も未使用。ヘルシーさ、かつ食べごたえやボリュームのためにさまざまな工夫が施された名店の逸品を、手土産にいかがでしょう。
※掲載情報は 2016/10/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
コピーライター、グルメガイド
菅野夕霧
コピーライター、PRコンサルタント、Yahoo!ニュース配信元の『市ケ谷経済新聞』編集長。グルメや酒、沖縄離島旅が趣味。特にランチは“狙い”を定め、日々電車に乗って都内を中心に食べ歩いている。甘いモノを苦手としている関係で、“甘くない”土産の逸品を追求中。現在、All Aboutグルメガイドとして老舗店を紹介する「100年店ランチ」、日本トランスオーシャン航空の機内誌『Coralway』にて、「小さな島の小さな食堂」を連載中。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮社)など。