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アールグレイの元祖、フレーバーティーの香りはリュウガン
香り高い紅茶の代名詞アールグレイは、紅茶の【正山小種(ラブサン・スーチョン)】(紅茶の茶葉を松葉で燻して着香したフレーバーティーの一種)と深いつながりがあるようです。
正山小種がイギリスに運ばれたとき、この味の虜になった当時の外相グレイ伯爵がこの紅茶の独特な香りを気に入り、ロンドンの茶商にもっと手に入れるように頼みました。しかし、正山小種の香りはヨーロッパにはない龍眼(東南アジアから中国南部原産の常緑樹)の果物が使われていたためどうしたらよいかわからず、同じ紅茶をつくりたいと考え末19世紀初頭に地中海のシチリア島でつくられていたベルガモットオイルを中国茶に着香して、現在のアールグレイが誕生したと言われています。
確かにリュウガンのはちみつは瓶の蓋を開けた瞬間、飲み込んだ後に立ち上がる甘い茶葉のフレーバーが鼻に抜けていきます。
ヒアルロン酸の合成を高めるともいわれるリュウガン
古くから中国では乾燥したリュウガンの実は漢方食材、薬膳料理として使われていますが、大手健康食品会社のサイトにもあるように、実はリュウガンはヒアルロン酸の合成を高めるとも言われています。(参照元:https://blog.fancl.co.jp/karada/1.html)
皆様ご存じのヒアルロン酸は、たった1gで6Lの水分を貯めることが出来るという素晴らしい保湿力を備えています。年齢とともに減り続けるヒアルロン酸を少しでも補うことができるなら、こんなに嬉しいことはありません。
勿論はちみつの中に、果物の成分がそのままの量で含まれることはありません。けれどねっとりとした果肉は果汁をたっぷり貯め、こんな蜜源植物の特徴をしっかりと引き継いでいるはちみつです。凄いと思いませんか?何しろ蜜源植物のいいところをギュッと凝縮し、その花蜜をミツバチが集めてくるのですからね。
美肌作りに役立つ、上手な龍眼はちみつの食べ方と使い方
1.香りをしっかり鼻腔に貯めて飲み込む。これでポリフェノール類の香り成分を身体に取り入れることが出来ます。
2.スプーン1杯を舌に乗せお口全体に広げ、唾液と混ぜてぶくぶくします。丁度お口をすすぐ要領です。
3.飲み込んだ後、舌に残ったはちみつを唇にも付けましょう。唇のくすみ解消に役立ちます。
■更に美肌を目指す方は
1.洗顔後の濡れたお顔に、小さじ1/3ほどを薄く伸ばします。
2.そのまま5分おく。
3.その後はべたつきがなくなるまで水で伸ばして、オイルを付ければ終わり!!
肌のトーンがどんどん明るく、みずみずしいお肌の完成です。
いかがでしょうか?
こんな龍眼はちみつをすぐに食べたくなりませんか?
【第2回ハニー・オブ・ザ・イヤー】の優秀賞に輝いたはちみつ
この龍眼はちみつは、2016年【第2回ハニー・オブ・ザ・イヤー】で最終5本に残った、優秀賞を獲得したはちみつです。さらに台湾龍眼はちみつ品評会で、10年連続最優秀賞を獲得!!
こんな素晴らしいはちみつの産地は台湾です。台湾の南部にある山奥に自生する無農薬のリュウガンの樹木に、元気なミツバチが毎日通って出来上がった、まさにフレーバーティーのような香り豊かなはちみつです。
最盛期には働き蜂の元気な羽音が、養蜂場一面に広がっているのでしょうね。
このリュウガンの最盛期は4~5月。この時期の台湾は日本の夏と同様で高温多湿のため、採蜜にも非常に神経を使うようです。はちみつに含まれる水分量の微妙なタイミングを逃さないよう、細心の注意が必要です。
何故なら水分の多いはちみつは、糖度が低く醗酵してしまうからです。だからと言って水分を飛ばすために、はちみつを加熱してしまっては本末転倒です。
熟練を要する採蜜のタイミング。毎年気候が変わる中、同じ味のはちみつを作るのは本当に大変なことなのです。
養蜂家が一番わくわくしながらも緊張する工程が蜜絞りです。
ミツバチが完全に水分を飛ばし完熟したはちみつを遠心分離器で絞る間中、出来立ての甘い茶葉のような薫りが溢れています。この香りを嗅ぐだけで滋養強壮、健胃効果がありそうです。
暑かった夏が終わり食欲の秋が来ます。美味しい紅茶を入れ、少し冷めてきたらこの龍眼はちみつを入れて、フルーツケーキでもいただくのもいいですよ。
ガッツリ食べたい方には、ローストポークに龍眼はちみつと醤油、マスタードを少量混ぜたソースをかけて召し上がれ。
「いつまでも輝いていてください」のメッセージを添えて、食通の方、美意識の高い方への贈り物に。あるいは夏の疲れが出るこの時期、ご自分へのご褒美にいかがですか?
※掲載情報は 2016/10/03 時点のものとなります。
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キュレーター情報
日本はちみつマイスター協会代表理事
平野のり子
2009年日本初のはちみつ資格
「特定非営利活動法人 はちみつマイスター養成講座」の本部講師として通信講座のテキスト作りやテイスティング講座・はちみつ美容講座などを開催。
以前から鬱があり、はちみつを食べる事ですっかり元気になる。
この経験をもとに、2012年「一般社団法人 日本はちみつマイスター協会」を立ち上げ、一つひとつのはちみつが持つ個性や特徴を引き出す食べ方や使い方をご紹介。
主に通学講座、セミナー、テレビ、ラジオ、雑誌等ではちみつの素晴らしさを紹介。その他レシピ製作、企業セミナー、はちみつ専門店の社員教育等も行う。
毎年8月にはちみつづくしのイベント「はちみつフェスタ」を主催。
はちみつ好きには堪らないイベントとして定着。http://www.83m.info/event/2014-festa.html
また監修本、美肌になるための衣食住に使えるレシピ本「美肌メソッド」は河出書房から絶賛発売中。