絶品!函館・五島軒のレトロでノスタルジックな「イギリス風カレー」

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「イギリス風カレー」はノスタルジックで洗練された味

8月末に、母の故郷、函館に行ってきました。
子供の頃からたびたび訪れている函館ですが、今年は函館新幹線開業もあり、観光地として特に注目が集まっているようです。

 

函館の魅力はいろいろありますが、西洋と和が融合した異国情緒あふれる港町文化もその一つ。
函館といえば朝市の新鮮な魚介類がすぐ頭に浮かびますが、今回私がご紹介したいのは、五島軒のカレーです。
西洋と和のマリアージュから生まれたのが、まさに五島軒のカレー。
まさに、函館を代表する味です。

 

五島軒といえばカレー。
そして五島軒のカレーといえば、何と言っても「イギリス風カレー」です。

 

まるでアラジンの魔法のランプのようなステンレス製のソースボードでサーブされる
昔ながらのカレー。
インドのカレーがイギリスを経て日本で進化完成した西洋風日本カレーです。
とろみがしっかりついたルーにビーフが入った、高級なハイカラカレーとでも言ったらいいでしょうか。

 

中辛とありますが、ルーにスパイスの他に玉ねぎ、りんご、バナナのコクと旨味がしっかり閉じ込められているせいか、とてもマイルドに感じられるのですよ。
汗をかきながら食べるカレーというよりは、エレガントに食べるカレーです。
子供の頃はよくわかりませんでしたが、洗練された味でとても美味しい!
五島軒のイギリス風カレーは、ビーフカレーではやはり私のナンバー1のカレーなのです。

絶品!函館・五島軒のレトロでノスタルジックな「イギリス風カレー」
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135年の時を刻む函館を代表するレトロモダンなレストラン

五島軒は、地元の人なら誰でも知っている洋食の老舗です。
そして、家族のお祝い事などで会食するのは決まって五島軒という人も多いのではないでしょうか。

 

その歴史は明治初期まで遡ることができます。
屋号は、初代料理長の五島英吉に由来しています。
現在のカレーのルーツは、その初代総料理長が、函館ハリストス正教会でロシア料理を習得したものとされています。

 

創業当時、カレーはハイカラな“辛味汁掛けご飯”、まかないとして提供されていました。
お肉は豚肉が使われていて、現在「明治のカレー」(レトルト)として販売されています。

 

その後大正時代に、二代目料理長の若山徳次郎が帝国ホテルでの修行で習得したものを、地元の食材を活かしてアレンジしたものが「イギリス風カレー」となったのです。

 

函館は坂の街でもありますが、二十間坂の途中にある五島軒はロケーションも抜群です。
旧館は、北海道初の登録有形文化財にもなっていて、歴史を感じさせるレストラン。
函館を訪れたら、一度は五島軒本店で絶品「イギリス風カレー」を召し上がってみてください。
レトロでノスタルジックな気分に浸りながら、洗練されたカレーを味わうことができます。

絶品!函館・五島軒のレトロでノスタルジックな「イギリス風カレー」
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種類豊富なレトルトカレーはどれも函館の味がギュッ!

五島軒のカレーはレトルトカレーとしてもとても人気があります。
種類も豊富で、定番だけでなく、函館限定カレーや新しい味のカレーを次々とプロデュースしています。

 

定番カレーは、「明治のカレー」「イギリス風カレー」、そしてこの二つが両方楽しめる「あいがけカレー」。

 

函館ならではの素材を活かした「海鮮カレー」や「牛タンカレー」。
函館ご当地名入りの「函館挽肉カレー」「函館カレー」「究極の函館カレー」。
小説『蘆火野(あしびの)』の著者船山馨へ三代目料理長の若山徳次郎が振る舞ったビーフカレーを再現した「蘆火野カレー」など。

 

オンラインストアでも購入可能ですが、五稜郭タワーに入っている五島軒函館カレーEXPRESS店に行くと、定番カレーのほか、珍しい函館限定カレーを購入することもできます。

 

また、レトルトカレーだけでなく、2人分入りの缶入りカレー各種、調味料のガラムマサラも販売しています。

絶品!函館・五島軒のレトロでノスタルジックな「イギリス風カレー」
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※掲載情報は 2016/09/25 時点のものとなります。

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キュレーター情報

ローズ麻生育子

サロン道(C)研究家

ローズ麻生育子

有限会社ハッピーキューブス代表、サロネーゼカフェ(C)プロデューサー。
東京・世田谷生まれ。
青山学院大学フランス文学科卒業後、ラフォーレ・ミュージアムの企画室にて、コーディネーターとして、アートを中心としたイベントの企画、運営に携わる。
その後、子育ての傍ら京都造形芸術大学建築学科で学び、2級建築士の資格を取得。
2006年に起業後は女性のキャリア・生き方をサポートするイベントやセミナーの企画運営、企業のPR&ブランディングなども手がける。
2012年、3月6日を自宅を活用して教室などを開く女性(=サロネーゼ)を応援する「サロネーゼの日」として記念日に制定し、サロネーゼのコミュニティ「サロネーゼカフェ@」の運営を開始。

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