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両国国技館地下で製造、秘伝のタレが決め手の人気の焼き鳥
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東京・両国と言えば相撲の街。両国国技館では毎年1月、5月、9月に大相撲の東京場所が行われます。そんな相撲と切っても切り離せない料理が「鳥」料理です。土俵に手をつかず(要は負けない)、2本足で立つ鳥が縁起物として古くから親しまれてきました。相撲と言えば鳥のちゃんこ鍋も有名ですが、両国国技館での大相撲観戦のお供としてや土産物として定番なのが、「国技館やきとり」です。なかなかパンチあるネーミングですが、こちらの焼き鳥は文字通り、国技館の地下にある工場で焼かれています。場所中は1日6万本!その人気ぶりが覗えますね。
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両国国技館のお土産セットにもお約束のように入っている国技館やきとり。実は現在、JRのターミナル駅などでも販売を行っています。先日JR新宿駅で見つけたこちらの商品。すぐにその場で購入し、相撲観戦以来約10年ぶりにいただくことに。2本のゴムで留められたパッケージには、「相撲みやげ」と書かれたモノが挟まっています。相撲カードか何か?と思われる方もいるかも知れませんが、“おしぼり”です。中身は焼き鳥3本、そしてつくね2本の計5本のみ。潔く?茶一色で彩り無し!(笑)。しかし冷めても美味しく食べられるように、味付けには秘伝のタレを使用。独自の製法で仕上げ、長年愛される存在を確立してきました(この日は冷えたビールの“推進役”として活躍)。かつては場所中の大相撲観戦時にしか出会えなかった、シンプルで飾らない逸品を手土産にいかがでしょう。
※掲載情報は 2016/09/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
コピーライター、グルメガイド
菅野夕霧
コピーライター、PRコンサルタント、Yahoo!ニュース配信元の『市ケ谷経済新聞』編集長。グルメや酒、沖縄離島旅が趣味。特にランチは“狙い”を定め、日々電車に乗って都内を中心に食べ歩いている。甘いモノを苦手としている関係で、“甘くない”土産の逸品を追求中。現在、All Aboutグルメガイドとして老舗店を紹介する「100年店ランチ」、日本トランスオーシャン航空の機内誌『Coralway』にて、「小さな島の小さな食堂」を連載中。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮社)など。