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ところてんと寒天の違い
ところてん(心太)と寒天の違いをご存知ですか。どちらも原材料は天草(テングサ)で同じなのですが、製法が異なります。ところてんは、天草を煮溶かして固めたプルプルの状態の物。一方、寒天はところてんを凍らせて乾燥(フリーズドライ)させたものをいいます。
寒天の原材料の天草がないのに、長野県や岐阜県がなぜ寒天の産地となっているかというと、冬に氷点下になってところてんを凍らせることができるからなのです。
ということで、この2つの原材料は全く同じ天草食品なのです。その製法の違いにより、ところてんには海のミネラル分がたくさん含まれていますが、寒天には含まれていません。ところてんは磯の臭いが残っていていますが、寒天はほとんど匂いがしないのはその理由からなのですね。
くずきりの原材料は?
プルプル食感がところてんや寒天と同じ「くずきり」は、原材料が違います。天草は使用せず、葛粉というデンプン由来の粉を溶かして固めます。
これまでippinでは、まだ「ところてん」をご紹介しておりませんので、今回は寒天を使ったお菓子をご紹介します。
ところてんのように突き棒で押し出す寒天ゼリー
こちらは、心太(ところてん)と思いきや、実は寒天を使ったゼリーです。たねやの「五六あわせ」という商品です。コンパクトなプラスチック状の突き棒が付いており、そこへゼリーを入れて押し出す食べ方は、まるで心太です。
蜜は黒糖と南高梅の2種類から選ぶことができます。黒糖蜜のコクのある甘みがゼリーにしっかりと絡まり、食べ応え充分なスイーツになります。南高梅蜜は、スッキリとした喉越しと味わいを楽しむことができます。
※こちらの黒糖と南高梅の蜜の商品は8月中旬までの期間限定商品ですが、同じ「五六あわせ」のバルサミコソースの商品は通年でも購入できます。
寒天で作ったはまぐりのゼリー
こちらの京都にある「御菓子司 亀屋則克」さんの「涼菓 浜土産 (はまづと)」は、見た目が蛤そのままの和菓子。
檜葉(ひば)をあしらった磯馴籠(そなれかご)に入った蛤の貝殻を開けると、琥珀色の寒天の中に味噌風味の浜納豆が一粒入っていて、この塩っ気が見事に味のアクセントとなっています。
この和菓子のいわれは、海岸から遠く離れた京の町において、見るからに海辺のお土産という外観で真夏でも日持ちするお菓子をと、「御菓子司 亀屋則克」の初代が考案されたそうです。それ以来、長い間、京都で夏の涼菓として受け継がれている涼菓です。
よく冷やすと琥珀羹の甘さと納豆の味噌風味が見事に調和して、独特の味が広がります。食べ方としては、貝殻のなめらかな方へ爪を入れて開き、空いた殻ですくっていただくのがおすすめです。
寒天のゼリーと抹茶が融合したぜんざい
上質な宇治抹茶と自家製あんが醸し出す贅沢で美味しい大人の涼菓で、抹宇治茶の老舗、堀井七茗園製の石臼で挽いた上質な抹茶だけを使用した、お薄を味わうような軽やかな抹茶と白玉のおぜんざいです。
あんこは北海道産大納言小豆を使用し、小豆の美味しさを損なわないように職人が銅釜を使い、手作りでゆっくり時間をかけて、冷やしぜんざい専用に炊き上げています。上質な小豆が抹茶と白玉に、ほのかで上品な甘さを添えています。また、抹茶には甘さが加えられていないので、すっきりしています。
[紹介記事]
自慢のあんこをさっぱりいただける老舗『おかめ』の「あんみつ」
有楽町・麹町の老舗甘味処「おかめ」といえば、小豆のお味にこだわったあんこたっぷりの「特大おはぎ」が有名です。その「おかめ」のもう一つの定番が、暑い季節にもピッタリなこの「あんみつ」です。
自慢のあんこのお味は抜群、でもさっぱりといただけて、誰もがほっとする「ザ・あんみつ」ですね。
新宿中村屋のスイーツブランドISSUI(イッスイ)の水乃果
このISSUI(イッスイ)の水乃果は、季節の果物やベリー類を取り入れた、色鮮やかな見た目の進化形あんみつです。さいの目にカットした寒天と北海道産小豆のこしあん、沖縄県産黒糖を使った、風味豊かな黒蜜ジュレや季節のソースを使っています。
パッケージで3つに分かれた具材を一つのお椀に合わせて食べるという、少し変わったタイプで、自分好みに盛り付けられるのも楽しいですよね。
※掲載情報は 2016/08/28 時点のものとなります。
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