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9月生まれの友達の誕生日には、何を贈りますか?
今回おすすめしたいのは十五夜のお月見に現れる月のように、丸い形のスイーツ。ブランドや銘柄も気にしたいところですが、とにかく丸さが特徴のホールケーキ(誕生日にはホールケーキは欠かません)はもちろん、和菓子では、お饅頭や最中などのおすすめお菓子を選んでみました。おいしさは満点、こだわりも感じられるものばかりですので、忘れられない誕生日プレゼントに迷ったら、参考にしてみてください。
1:2種類のクリームチーズは特徴の『スフレフロマージュ』
シンプルだけど奥が深い、食べればその良さが分かるまるいスイーツを紹介します。ベースとなるチーズを2種類のクリームチーズを黄金比率でブレンドした、「PATISSERIE etonne (パティスリー エトネ)」の『スフレフロマージュ』。紹介者であるスイーツコーディネーターの松本由紀子さん曰く、ふわっとしていながらもシュワッとすぐに溶け消えてしまうことのないなめらかな口あたり、なんだそうです。一度は食べておきたい、シンプルだけど奥が深いスイーツです。
2:本物のバニラをたっぷり使った『スリム・ショコラ』
体質で甘いものを控えないといけない方とも一緒に食べられる、まるいスイーツを紹介します。パティスリー レザネフォールのシェフである菊地賢一さんに教えていただいたのが、「CRIOLLO(クリオロ)」の糖質制限したお菓子。その中でもオススメなのが、アールグレイティーとチョコレートのムースのケーキの、『スリム・ショコラ』。本物のバニラをたっぷり使ったバニラクリームに、小麦粉ではなくグルテンを使ったチョコレートのスポンジを使っています。美味しさはもちろん、美しさも追求したスイーツです。
3:上質な餡の中にはくるみが一個丸々入った『香木実(かぐのきのみ)』
プレゼントを選ぶなら、見た目と中身のギャップも楽しめるお菓子はいかがでしょうか。先日開催された伊勢志摩サミットでも振舞われた会津の『香木実(かぐのきのみ)』。福島県出身のアナウンサー/ヨーグルトソムリエの柳沼愛子さんにご紹介いただきました。見た目はトリュフチョコレートのようですが、上質な餡の中にはくるみが一個丸々入っているそうです。一口サイズで食べやすく、お茶やコーヒーとも相性もいいそうですので、和菓子好きにも洋菓子好きにも好まれそうなお菓子です。
4:大和芋を生地に使った一口サイズの『志ほせ饅頭』
きれいな丸い形が印象に残る、お月見のお菓子にもピッタリな、塩瀬総本家の『志ほせ饅頭』。こちらを紹介してくれたのは、BEAMSクリエイティブディレクターの青野賢一さん。大和芋は毎日擂り下ろしてとろろ芋にしものを皮に使用し、その中に餡を包んだ一口サイズで、大和芋の皮の適度な軽さと、くどさのない餡の甘さが実に合うそうです
また、青野さん曰く塩瀬総本家に購入しに行くことがオススメだそうで、塩瀬総本家から隅田川まではほんの数分で到着するので、河岸のベンチに腰を下ろして行き交う舟を眺めつつ饅頭をいただくもよし、散歩がてら勝鬨橋まで足を伸ばすのもいいそう。帰りは、晴海通りを右に曲がれば築地の場外市場や築地本願寺、それを過ぎて銀座まで出るのも悪くないそうです。途中、「波除神社」があるので、お参りも忘れずに行っておきたいですね。
5:クマの模様が印象的なまるい形をしたお菓子の『クッキー』
まるい形をしたお菓子だけにこだわるのではなく、箱にもこだわってみてはいかがでしょうか。料理研究家・テーブルコーディネーターの磯部作喜子さんに紹介していただいたのが、まるい形にかわいらしいクマの模様が印象的な「ジェニー」の『クッキー』です。こちらもお店は香港にありまして、購入者で列ができることもあるそうです。また、クマの模様の缶もとても可愛いらしく期間ごとにも変わるそうですので、缶を集める楽しみもある品です。
6:五味五色の味わいが楽しめる『T五(ティーゴ)』
和菓子だと色が地味になりがちなものが多いですが、和菓子らしからぬ彩のあるお菓子を紹介いたします。ダイニングプランナーの梅津貴宏さんに紹介してもらったのが、薄氷本舗五郎丸屋の『T五(ティーゴ)』です。1752年から作られてきた『薄氷』を若い世代にも知ってもらいたいという思いで考案されたそうで、名前には、五つのTONE(色合い)と五つのTASTE(味わい)という意味が込められており、桜(塩味)、抹茶(苦味)、ゆず(酸味)、胡麻(滋味)、和三盆(甘味)の五味五色の味わいが楽しめるようになっています。チョコクリームやベリー系のジャムをはさんで食べると、見た目もあいまってまるでマカロンのような味わいと食感になるそうです。ぜひプレゼントに選んでみてはいかがでしょうか。
7:天狗が教えてくれたというエピソードもある『あんころ餅』
プレゼントを選ぶ際、できれば会話の際に使えるウンチクがあると会話のきっかけにもなっていいですよね。石川県にある圓八の『あんころ餅』は、天狗があんころのレシピを教えてくれたというエピソードに始まっているそうで、お店の家紋も天狗の扇を使っています。
あんころ餅は竹皮に包まれており、竹の香が移っています。お餅とこしあんも共に口どけが良いなめらかな食感で、いくつでも食べられるおいしさなんだとか。出来上がるまでには3日もかかるあんころ餅。 駅や空港の販売店でも見かけたら、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
8:13cmほどの大きさがある『加賀さま』
こちらの丸いお菓子は、1804年に創業した歴史あるお店「坂尾甘露堂」の『加賀さま』。加賀藩前田家の紋所「剣梅鉢」をかたどっており、13cmほどの大きさがある最中です。「つぶ餡」、「こし餡」、「抹茶餡」の3種類の手作りの餡を楽しむことができます。好みでも味をえらぶ楽しさもある、石川県らしいお菓子です。
9:けしの実のぷちぷちとした食感が特徴の『けし餅』
まるい形はさることながら、複数の食感が味わえるお菓子を紹介いたします。延宝年間の創業で、300年以上にも渡り一筋に家伝の製法を守り続けているのが、大阪小島屋の『けし餅』。こちらを紹介してくれたのは、シェフグラシエ・シェフパティシエの江森宏之さん。けしの実のぷちぷちとした食感、甘さ控えめの餡、もちもちしているもち、のバランスがよく、他の和菓子とは比べられない食感なのだそうです。この時期にもぴったりな歴史ある和菓子、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。
10:満月のように丸く型どられた形が特徴の『荒城の月』
お月見にこそ、まるで月のような丸い形の大分銘菓を選んでみてはいかがでしょうか。大分県の出身である国家認定レストランエキスパートのメートル高森さんに紹介してもらったのが、但馬屋の『荒城の月』です。満月のように丸く型どられた形は、九州の明け方の白い月をイメージし、味わいは非常に濃厚で、蜜のような甘さとさっぱりとした香りが楽しめる和菓子なのだそうです。他では味わえないお菓子です。
※掲載情報は 2016/09/01 時点のものとなります。
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