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マンゴーを有効活用するために作られたアイスキャンディー
福岡県の観光地の一つの柳川市。川下りやウナギが有名で、年間多くの観光客が訪れる場所として知られていますが、その柳川の町中に民家のようなお店で佇む、椛島氷菓さんがあります。
柳川へはお仕事で時々伺う場所で、私も時間があるときによく伺うお店です。その度にアイスキャンディーを口にほおばりますが、どことなく懐かしい味と風格で癒されてしまうのも事実。
昔懐かしのアイスキャンディーのパッケージにもあるカバの看板がお店の入り口にありますが、これも見るだけで微笑んでしまうくらいかわいらしさがあります。看板商品「カバ印のアイスキャンデー」は、カラフルな色で袋にはもちろんカバのロゴが付いていてとてもかわいい!
味はあまおう(いちご)、マンゴー、ソーダーとその他も色々とあります。近頃は村岡総本舗の羊羹が入ったアイスキャンディーも仲間入りされていて、商品に幅広いアイテムを繰り広げています。
この中にあるマンゴー(黄色)は、椛島氷菓の母体でもありまする杏里農園で栽培された、まさに農家さんが手掛けたもので、もともとマンゴーの流通に出せないものを加工品にして販売するために作られたアイスキャンディーは、今では全国から注文が入り、夏には1日に何千本という本数を販売するそうです。この日ももちろんアイスキャンディーを賞味しましたが、その間だけでもひっきりなしに注文のお電話がかかってきていて、今期の夏もこれからが本番といった様子を伺うことが出来ました。
初めは本当に私たちが作るものは、お客様に喜んでいただけるのでしょうか?と心配だったとお話をお聞きしましたが、加工の段階での加熱処理や保管や配送などの梱包の方法も、私もなるほど!と思うようなお話をお聞きし、アイスキャンディーをおいしく食べる工夫として日々取り組んでいらっしゃる様子がとても印象的です。
何よりもオーナーの椛島夫妻の人柄が出たものになっていると、食べながら感じた一品ですね!
店内は畳のお部屋にちゃぶ台的にテーブルが並び、かわいいカバがちょこんと座っているのを眺めながらアイスキャンディーを食べてくつろぐ空間は、隣のおうちでアイスキャンディーをごちそうになりました!という感覚に。とてもほのぼのとした空間です。こんなにカバをあちらこちらで見られる空間は、他ではなかなかないのではないでしょうか?
そして、こんなグッズも販売しています。
本当にかわいいですよね!見ているだけでウキウキしてしまいます。ここにもカバがいっぱいです!!柳川へお越しの際にはぜひ、くつろいでアイスキャンディーをご賞味いただきながらカバを眺めに、柳川観光の途中でお立ち寄りいだけたらと思います。
※掲載情報は 2016/07/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。