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みりんって飲めるの?「美味しい=優秀調味料」の理由
みりんを飲んだことってありますか?私は大昔に友達との罰ゲームで1度口にふくんだことがありますが、とうてい飲める味ではなくすぐに吐き出してしまったのを覚えています。
みりんの歴史を紐解いてみると、江戸時代は高級な甘いお酒として女性でも飲むことがあったそうです。時代とともに味や風味が少しずつ変化・発展していき、昭和初期には今のような甘味と旨味を兼ね備えたみりんが作られるようになったのだとか。主に戦後からは醸造にかける時間を大幅に短縮した工業的製法や、本来「もち米」「米麹」「本格焼酎」の3つのみの材料を使ってつくられるみりんに、水あめや香料を用いて味を調整して仕上げたみりん風の調味料などがつくられるようになってきました。私が以前ゲームの一環として飲んだみりんも今思えば本みりんではなく、「みりん風の調味料」だったように思います。料理を美味しくするために使う調味料がそもそも美味しくないのに、料理を美味しく仕上げるのは、到底無理な話ですよね。
でも、ご安心ください。今回ご紹介する「三州三河みりん」は甘くコクがあり、香りも豊か。「飲んでも美味しい」本格派のみりんです。私も実際に飲んでみましたが、コクがあって紹興酒を彷彿とさせる味わいでした。これなら料理を美味しくしてくれること間違いなしです。使うだけで料理に旨味とコクをプラスし、料理をさらに美味しく仕上げてくれる優秀調味料。お値段は少し高めですが、その価値はある調味料です。
煮物に使えば旨味と上品な照りをプラス!煮崩れにも◎!
煮物や金平などの日本料理に欠かすことのできないみりん。甘味を加えるという点では同じ調味料である砂糖にも同じ作用がありますが、味に旨味とコク、自然な照りをプラスしてくれるのはやはり砂糖だけではできないことです。みりんのアルコールが浸透することで食材の組織を引き締め、煮崩れ防止になるというメリットもあるようですよ。
※掲載情報は 2016/07/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベジ活アドバイザー
生井理恵
千葉県出身。
父の糖尿病をきっかけに食の大切さと野菜と果物の素晴らしさに目覚める。
野菜と果物がカラダに果たす役割の大きさと、食べることを楽しむココロの大切さを様々な世代へ伝えたいと思い現在に至る。
企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・レシピ提供・レストランとのコラボレーション料理教室、食育講師など多岐に渡り活動中。
著書に子どもの野菜嫌い直すアプローチ法をつづった「ママとキッズの楽しいベジ活」(アップフロントブックス発行 ワニブックス発売)、「ライスミルクダイエット(食育コラム寄稿)」(主婦と友社)がある。
フィリップスヌードルメーカーへのCM出演、サントリー極の青汁に野菜の専門家として出演などWEBや雑誌などメディアへの実績も多数。
「やさい美人」「ベジ活」主宰。
べジ活アドバイザー/一般社団法人「食べてキレイになる協会」理事
ベジフルビューティーアドバイザー・食育マイスター・ジュニア野菜ソムリエ