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風味の良い北海道産小豆を使った餡で、栗を一粒丸ごと包んだ「楽」
山形出身の方が実家に帰った際に間違いなくおすすめできる手土産としていただいたのが、山形県鶴岡市にある老舗「木村屋」の「楽(らく)」という和菓子。
「木村屋」は明治20年(1887年)創業で、「木村屋」の屋号は初代の民吉氏が「酒種あんぱん」で有名な東京銀座木村家で修業し、暖簾分けを許されたことに由来するのだそうです。創業から120余年を迎えた現在も、「酒種あんぱん」より受け継がれてきた和洋折衷のお菓子を作られているそうですが、「餡」を使ったお菓子は創業以来、風味豊かな北海道産の小豆にこだわられています。
「楽」は、風味の良い選りすぐった小豆を、大釜でことこと時間をかけて丁寧にあっさりと炊き上げてつくった餡で、一粒の栗を丸ごと包んだ和菓子。半分に割ると大粒の栗が現れ、いただくと口の中で栗の存在感をしっかり感じることが出来ます。素材が良いので、季節柄冷たく冷やしても生地・餡・栗の食感のバランスが崩れることなく、美味しくいただけます。常温でいただいた際の柔らかな口当たりと、冷やしていただいた際のさっくりとした食感を食べ比べるのもおすすめですよ。
「楽」という焼印のような文字が印象的な見た目ですが、素材のこだわりがしっかり味わえるおすすめの山形銘菓です。
※掲載情報は 2016/06/04 時点のものとなります。
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キュレーター情報
洋菓子研究家
木村幸子
洋菓子に関わる雑誌・TV・WEB等での洋菓子監修・出演・コーディネート、洋菓子店やカフェの新商品開発、雑誌・企業へのレシピ考案・商品開発・製造及び指導、ホテル・イベントなどへの講演・出張講師、洋菓子に関わるイベント企画及び催行等を行っている。
パティスリーのような洗練されたお菓子を中心に、ママ&キッズ向け〜トレンド〜美容系まで対応。
ギネス世界記録「最大のチョコレートキャンディーの彫刻」の製作(2012年2月世界記録認定)
著書 『3・5・7ステップでできる!憧れのゴージャスチョコレシピ』
『大人のパンケーキ&フレンチトースト』
(共に主婦の友社発売)