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日本のスイーツ界は今、世界でも全く引けをとらないクオリティとして認知されています。それを実証してきたベテランパテシィエから、独自の感性で快進撃を続ける注目の若手シェフたちの作品まで。スイーツ通が太鼓判を押す「あの店の、このスイーツ」をご紹介します。
【福岡】パリの五つ星ホテルで活躍した吉兼シェフの「ケーク シトロン」
福岡市にある、パティスリー「オー・フィル・ドゥ・ジュール」。オープン当初から人気で、生菓子は午後には売り切れてしまうほど。こちらのオーナーの吉開氏は、パリの5つ星ホテル「ル・ブリストル」のシェフパティシエ、ローラン・ジャナン氏の右腕を務め帰国。故郷の福岡にお店をオープンしました。モンブランなど季節商品をはじめ、絶品スイーツが揃っています。そんな中でも「ケーク シトロン」は、爽やかなレモン風味であっさりしたケーキ。一人で一本食べてしまいそうなくらい軽やかな美味しさです。
【大阪】「ショコラティエ ル・プティ・ボヌール」廣嶋シェフの「マシュマカロン」
形はマカロンですが、よく見るとマカロンの形をしたチョコレート。中にはフルーツソースとフルーツ果汁を泡立てたマシュマロが閉じ込められています。7種類を並べると、まるで宝石箱のよう。「ショコラティエ ル・プティ・ボヌール」は、女性ショコラティエールの廣嶋シェフが2015年、大阪市・瓦屋町にオープンしたショコラ専門店です。7坪の店内には、40種類ほどのボンボンショコラ、焼き菓子、コンフィズリー、可愛いチョコレート細工が、所狭しと並べられています。
【神戸】「ラトリエ・ドゥ・マッサ」上田シェフの挑戦作「抹茶」のパウンドケーキ
六本木「ルコント」でフランス菓子の基礎を学び、その後フランスへ渡って名だたるパティスリーで腕を磨いた上田真嗣シェフ。帰国と同時に「ラトリエ・ドゥ・マッサ」を神戸にオープンしました。抹茶を使ったスイーツが一大ブームとなる中、満を持して搭乗したのがパウンドケーキ「抹茶」です。京都の老舗茶屋「一保堂茶舗」の高級抹茶を使い、抹茶には欠かせない苦みまでも生かして甘さと融合させた、さすがのクオリティ。抹茶の比率を0.1パーセント単位で試作した結果、この味に到達したのだとか。
あの有名メーカーのラスクに、ワインにぴったりの大人味が登場！
世界でも高く評価されている「エスコヤマ」小山シェフの「SENSE」は、シェフの50年に渡るキャリアの集大成的な作品と呼べるショコラです。No.1からNo.4まで、4粒のショコラがボックスに埋め込むようにパッケージされている様には、一粒一粒がシェフ渾身の作品であることが伝わってきます。オリジナルのクーベチュール2種を使った「2コロンビア」、「桜の葉＆フランボワーズ」、「こがし醤油」、「抹茶＆パッションのプラリネ」というラインナップで、カカオと和のコラボレーションが楽しめる逸品です。
【名古屋】東海地区が誇る「シェ・シバタ」柴田シェフの「ヴィジタンティーヌ」
名古屋を拠点としてアジアにも展開しているパティスリー「シェ・シバタ」。柴田シェフのスペシャリテといえば「ヴィジタンティーヌ」です。フランスのロワール地方の良質なアーモンドと、焦がしバターをふんだんに使用したフランス伝統の焼き菓子。風味を封じ込めるように高温で一気に焼き上げるため、外側はカリッと色も濃い目。フィナンシェと材料は同じながら、卵白を生地に合わせる過程が違うのだとか。バターの香りが生地の奥底まで染み込み、他の焼き菓子と比べても群を抜くしっとり感が味わえます。
【渋谷】パティシエも絶賛！「テオブロマ」土屋シェフの「サンフォアキン・ドス」
日本でショコラティエという職業を定着させたショコラ使いの第一人者、「テオブロマ」の土屋シェフ。定番チョコレートケーキ「サンフォアキン・ドス」には粉が一切使われておらず、コクがあるけれど軽い食感の生地には、チョコレートと生クリームを合わせたチョコレートクリームが違和感なくなじんでいます。口に入れる、とそのなめらかな舌触りの中に、芳醇なカカオの力強さを感じる一品です。
※掲載情報は 2016/05/17 時点のものとなります。
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