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国道58号線沿いの赤いコンテナが目印
種子島というと、鉄砲伝来とか宇宙センターとかのイメージしか無い方って多いかもしれません。実は僕もそうでした。それが実際に伺うとですね、なんと、サーフィンの島だったりします。鹿児島県に属していて細長い島なので、東側に波がなくても西側にはあったりと、サーフィンが気軽に楽しめるそう。なので、有名なアマチュア全国大会も開催されているそう。そのため、続々とサーファーが移住して、レストランとかバーとか飲食店もなさっていたり。『TANEGASHIMA BURGERS』も、そうした1軒。代表の若松達彦さんもサーファーで、鹿児島市と種子島を行ったり来たりしています。店舗は国道58号線沿い(といってもほのぼのとした道沿い)で、駐車場も広くて、赤い遮熱塗料を塗ったコンテナが映えます。
サーフィン好きで種子島に魅せられた若松達彦さん
ハンバーガーは種類がありますが、イチオシは「種子島バーガークラシック」。ポークバーガーなんです。安納芋を食べて育った種子島の黒豚を使用しています。思いのほかしっかりとジューシーな味わいで、チェダーチーズとか、なるべく地元産のトマトやレタスを使用していて、美味しさが広がります。香ばしきバンズもGOOD。ほかにも「フライングフィッシュバーガー」も評判で、白身魚の爽やかな味わいが広がるメンチフライに、香ばしいバンズなど。やはりチェダーチーズのコクも合います。種子島にはマクドナルドなどのファストフード店は、ありません。これが“種子島のハンバーガー”なのです。
※掲載情報は 2016/05/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。