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自宅で気軽に楽しむ「おしゃれタイ料理のススメ」
日本はGWを迎え、初夏の陽気を感じる季節でしょうか。例年、東南アジアの食の都といわれるタイに関連するフェアが日本各地でスタートする頃です。
そこで今回はタイで出会った「フルーツ アイスティー」をご紹介します。数種のカラフルなフルーツが入ったアイスティーは世界的に有名なオリエンタルホテルのRiverside Terraceで出会った飲み物です。
オリエンタルホテル・バンコクは、1887年バンコクで初の西洋式ホテルとして開業。街の象徴となるチャオプラヤー川沿いにある歴史あるこのホテルには、作家・サマセット モームや世界にタイシルクを広めた実業家・ジム トンプソンなど多くの著名人が定宿として利用していたことでも知られています。
世界の最高級ホテルに挙げられるこのホテル内の川沿いにあるレストラン(カフェ)・Riverside Terraceは、気軽な装いで訪れることができます。バケーションや現地に居住している人と様々な国籍の人々でいつも賑わっています。もちろん美味しいタイ料理も味わえます。
「タイ料理というと屋台料理」という王道のイメージが日本ではあるかと思います。首都バンコクの魅力は「各地の屋台タイ料理」を味わえることと、それと同様に「洗練された・おしゃれなタイ料理」を味わえることがあげられます。
タイは第二次世界大戦中も独立を保ったため、食を含めた宮廷文化は途絶えることなく今に続いています。また昔から海外との交易が盛んで、今も多くの外国人が住むバンコクは西洋文化をはじめとした海外からの影響を受けているためか、多様な盛付けなどによるおしゃれなタイ料理を目にします。
例えば、屋台料理で定番の春雨サラダ/ヤムウンセン。バンコクで学んだことですが、盛付けや器、また具をちょっと変えると「おしゃれなタイ料理」になります。
1:大皿に盛った定番タイプ(2パターン)
2:カクテルグラスに入れた 一人用タイプ
3:透明のボックスに入れてリボンをかけた お土産用のサラダ・ボックスタイプ
今回ご紹介するオリエンタルホテルで出会った「フルーツ アイスティー」は、アイスティーにビタミンカラーのトロピカルフルーツを加えれば、気軽でおしゃれでカラダにも美味しい飲み物の出来上がりです。作り方は以下の通りです。
フルーツ アイスティーの作り方
<材料>
・冷した紅茶(お勧めはダージリン)※今の時期出回るダージリンティーの2番摘み(セカンドフラッシュ)は「マスカテル・フレーバー」と表現されるフルーティーな味わいでフルーツアイスティーに最適です。
・好みの果物(写真はマンゴー、ブルーベリー、ドラゴンフルーツ)
・ガムシロップ(砂糖:熱湯=1:1)・・・適宜
<作り方>
1.<失敗しない 簡単水出しアイスティーの作り方>茶葉:水=1g:100mlの配合で一晩(8時間程度)置く。
2.冷したグラスに1cm角程度に切ったマンゴーやドラゴンフルーツ、そのほかブルーベリーを入れる。
3.好みでガムシロップを加える(暑い時や辛いものを食べる時は、ガムシロップを加えると良いでしょう)。
※「フルーツアイスティー」はバンコク市内のショッピングモール・エンポリアムのカフェでも提供されていることがあり、そこでは持ち帰りが可能です。
日本ではこれから夏に向けて、タイ料理がますます美味しくなる季節。「おしゃれタイ料理」作り、ぜひ自宅でも気軽に楽しんでみて下さい。
※バンコクのタイ料理を紹介している拙著「パパッと簡単!タイ料理(PHP研究所刊)」の中に、上記の写真「フルーツ アイスティー」、「ヤムウンセン・4パターン」の記載があります。よろしければご参考下さい。
※掲載情報は 2016/05/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理講師
小林ひろこ
著書:パパッと簡単!タイ料理/PHP研究所刊
料理・監修:ITADAKIMASU/タイ HWM刊
江戸時代から続く家に生まれ栄養士である母が作る、昔ながらの日本の家庭料理に幼少より慣れ親しむ。
夫の転勤に伴いロンドン、バンコクに在住。
日本では、雑誌の料理連載や学校・企業・大使館・レストラン等での講座やイベントで「基礎を大切にしながらの実践的な料理・マナー講座」を開催する。
・ ル・コルドン・ブルー ロンドン校、バンコク校卒業 ディプロム取得
・ タイ文部省認定 料理学校 卒業
・ タイ料理の第一人者 シーサモン・コンパン博士に料理・食文化を学ぶ