ゴールデンウィーク中の人気の国内旅先と言えば、一足先に夏を迎える沖縄です！本州ではまだ少し肌寒い日もあったりするこの季節ですが、沖縄はすでに海開きを迎えるなどすっかり夏の日差しが。おいしいお料理だけじゃく、海カフェや山カフェなど、隠れたグルメスポットである沖縄。せっかく行くのなら、お土産にも気合をいれたいところですね。ちんすこうなどの定番もいいですが、ちょっと気の利いた最新沖縄土産をご紹介します！

もずくといえば、三杯酢や土佐酢などで味付けされた小さなパック入りのもの、とお考えの人が多いはず。スーパーで売っているもずくは90％近くが養殖のものです。ゴールデンウィーク時期、沖縄では天然もずくが最盛期を迎えます。漁師さんだけじゃなく、地元のもずく業者が毎朝、手摘みで採るもずくはまさに沖縄だけで採れる天然の恵み。そのツルツルした弾力のある食管とぬめりを一度味わうと、もうスーパーの養殖もずくには戻れません。塩漬けで日持ちもするので、常備菜としても便利に使えます。

沖縄県では知らないものがいないソウルフード「こんぺん」。沖縄の家庭では法事にお供えられる伝統菓子ですが、本州ではあまり知られていません。こんぺんは、あんぱんのように、皮の中に餡が詰まっていて、煎りゴマの風味と餡の絶妙な甘みがとても牛乳がとてもよく合うスイーツです。定番のものからごまピーナッツ、紅芋あんなどのフレーバーもあり、サイズや皮の食感もさまざま。各社から出ているので、お気に入りのこんぺん探しをするのも楽しいです。

取っ手に天使の羽がついたキュートなパッケージ。中を開けると山型をしたシフォンケーキが。新石垣空港のオープンを記念して作られた「石垣島エンジェルブラウンケーキ」は、素朴な甘さとふわっとした口当たりが人気です。甘さの秘密は島産の黒糖。沖縄県は本島離島含め黒糖の産地として知られていますが、中でも石垣の黒糖はしっとりと尾を引く上品でコクのある甘さがあるとして知られています。黒糖をたっぷり使ったブラウンケーキ。日持ちもするのでお土産にも人気です。

明治38年の創業の泡盛づくりの酒蔵「崎山酒造廠」。こちらでは泡盛づくりの技術を生かした薬膳味噌を生産しています。「沖縄薬膳美ら味噌」は玄米・はと麦・黒千石大豆・黄大豆・黒胡麻の5つの素材と沖縄海塩だけで作る天然醸造味噌。沖縄の自然にまかせてつくるので、大量生産ができません。そのため、手元に届くまで少々時間がかかることもありますが、のんびり待つのが沖縄流。バーニャカウダのように野菜につけてもおいしいですし、カレーのトッピングにするのも◎。

年間を通して温暖な気候に恵まれる沖縄では、本州とは採れる野菜が少し異なります。また同じキュウリやニンジンにしても、土壌の良さが影響してか甘みが強いのが特徴です。そんな沖縄の自然をぎゅっと濃縮させたような、沖縄野菜を酢漬けにしたのがこちらのやんばるピクルス。日本人に合うよう、ビネガーの強すぎない浅漬けのようなピクルスは、野菜の味が生かされたもの。カラフルな野菜がきれいに並べられたボトルは女子のお土産でも人気が高いです。

マンゴーやパパイヤなど沖縄特有のトロピカルフルーツは、本州ではなかなか食べられません。最も人気なのは、やっぱりパイナップル。甘さと酸っぱさのバランスは最高ですね。そんな沖縄産パイナップルをたっぷり使って作ったのがこちらのパインバター。パインの甘さがバターのコクと相まって絶妙なハーモニーを織りなしています。パンやアイスクリームにかけて食べるのがおすすめです。

県立北部農林高校が「琉球伝統菓子の復元と普及を目指すこと」をテーマに、150年前のちんすこうの味を再現しようと調査・研究を重ねた結果、新垣菓子店と共同開発したのがこちらの「きんそこう」。家庭用調理油に普通のラードではなく沖縄の在来豚であるアグー豚の脂と、多良間島産黒糖を使用した香ばしい風味がなんとも食欲をそそる一品です。ほろりと口どけよく、濃縮された旨みはお酒との相性も抜群。まさに大人のためのちんすこうと言えます。