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「雷門」パッケージバージョンはお土産にもうってつけ
一時期、香辛料を持ち歩いている事がありました。なんでも辛くしたくてタバスコ。ステーキにも合う事に気づき、チューブスタイルの生わさび。なぜか沖縄に感化されていた時期は八重山諸島特産のビバーチェ。僕の周りでも「マイ調味料」を持ち歩くという方は時々いますね。そういえばマヨネーズ持ち歩いて、何でもかけちゃうマヨラーもいた! そんな調味料ですが、身近で、かつ、奥の深いのが「七味唐辛子」です。スーパーに売っている大手会社のそれももちろん美味しいのですが、各地に有名店があり、其々に味が違い、いろいろ入手すると楽しいです。うちにも京都、大阪、長野の有名店のものが常備されています。そんな中、東京生まれ、東京育ちの僕にとって、一番親近感があるのが「浅草 やげん堀 七味唐辛子本舗(通称:やげん堀)」。寛永2年(1625年)に、初代からしや徳右衛門が日本橋薬研堀町(今の東日本橋1丁目)で漢方薬をヒントに創業し、昭和18年(1943年)に浅草へ移転しました。
最近は、湿気対策でプラタイプの袋入り!
ご存じない方も多いと思いますが、七味全部、漢方薬です。生唐辛子粉、焼唐辛子粉は食欲増進、けしの実、麻の実は精神安定、粉山椒は胃の薬、胡麻は脂肪や上質のリノール酸、陳皮(ミカンの皮)はビタミンC。でも僕はそれより味と香りを重要視。店舗に出向けば好みに合わせて調合してくれるのも嬉しいです。ちなみに大辛もありますが、僕はバランス重視なので、実は小辛。そして別に「一味唐辛子」を購入し、辛さだけを楽しむ時はそちらを使用しています。容器も様々なタイプがあります。木のほうが重みはありますが、「雷門」バージョンもお土産などにぴったりです。
※掲載情報は 2016/04/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。