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宇和島産のブラッドオレンジ「タロッコ」の収穫がはじまりました!
前回ご紹介させていただいた宇和島の清五郎農園のブラッドオレンジ「モロ」につづき、3月下旬頃より「タロッコ」という品種の収穫が始まりました。
宇和島の清五郎農園は、宇和海からわずか50メートルという近距離にあり、海水に含まれるミネラル成分が、自然と豊な土壌を作りあげます。
清五郎農園では、有機栽培にて宇和海でとれる海藻を使いこの土地ならではの土壌作りにも力を入れておられます。
この自然豊かな環境地で、ここでしか作ることのできない特別な柑橘、旨みたっぷりのブラッドオレンジを三代目となる田中保次さんが造りだしています。
「タロッコ」という品種は、「モロ」に比べて少し大きめのサイズで、酸味が柔らかく、甘みが強めです。
このタロッコは、カットフルーツにして生食で大変美味しくいただけます。
また甘みが強いので、料理やお菓子作りにも最適だと思います。
フルーツというと、朝にいただくカットフルーツや、食後のデザートで召し上がるイメージが大きいと思いますが、サラダにすると見た目にも華やかでとても美味しくいただけます。
私が作るブラッドオレンジを使った料理で、お気に入りのレシピをご紹介したいと思います。ビーツ、ブラッドオレンジ、フェタチーズ、それぞれをカットしお皿に盛り付け、最後にミントを散らして完成です。
サラダはビタミンCが不足がちになりますが、サラダにフルーツを取り入れることでバランスよくビタミンと栄養が取れますね。
そしてなんといってもブラッドオレンジ「タロッコ」のオレンジ紅色がきれいで、色から食欲と元気がもらえます。
そしてもう一つ、オススメは「タロッコ」の甘みを生かして作る、ブラッドオレンジの旨みいっぱいの「ブラッドオレンジのアップサイドダウンケーキ」です。
「タロッコ」の果汁がしっかりと生地にも染みわたり、ケーキと一体となった味はとても奥深いです。
贈り物や、おもてなし、持ち寄せパーティーで、会話が盛り上がる話題の一つになるかもしれません。
無限の楽しみを秘めたブラッドオレンジ「タロッコ」を、大切な人と一緒に愉しんでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2016/04/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家・食アートコーディネーター
中村まりこ
SHOKUart代表
料理家
東京出身。
ELLE grumet フードクリエイター部、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、レシピ開発、イベント講師、食に関する記事の執筆、を中心に活動。
食に造詣の深い父とウクライナ人の母から2つの食文化を習得。世界23ヵ国で生活した高校3年間を原点に、料理の道へ。
和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく素材からボーダレスな料理を経験上を軸に独創的な組み合わせで「empirical&unleash」を表現する「SHOKUart」設立。
外国の方にむけて「私達の日常の和食を伝えたい。」思いから、日本家庭料理の料理教室 "Authentic Japanese Cooking Class" も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。