記事詳細
紹介している商品
紙コップ仕立てで、無添加にもこだわっている
昨年は珍しく、鹿児島での取材、撮影が3回ありました。通常は年に1回程度なので、僕にとっては結構多かったです。というのも「桜島の火山活動が活発化してきている」などの報道があったため、観光にも影響が出てしまったのですね。もっとも「安全」という前提の元ですが、そういう時って僕らみたいな仕事だと、却って地元を盛り上げないといけない使命みたいのがあって、回数が増えたりします。余談ですが、最近だと熊本、箱根にも伺いました。鹿児島のテレビの特番もありました。僕は美味なるグルメを紹介する担当で、その際にご紹介させて頂いたのが、こちら『SUB SOUP 茶節(ちゃぶし)』。鹿児島県の指宿市周辺では「茶節」と呼ばれる、かつお節と味噌、刻みねぎなどをお椀に入れて、緑茶などを注いだものを飲む習慣があるのです。気軽に作れて、温まるし、いわば栄養ドリンク的に元気が出るとして古くから人気というか、定番の郷土料理なのです。これが、さらに気軽に味わえちゃいます。
鹿児島の茶葉、かつお節を使用する真剣ぶりもいい
この商品。なにせ、すでにカップの中に材料が入っています。緑茶や味噌などが粉末状になったものと、かつお節の削り節が別々に包装されていて、切って、袋から紙コップに投入し、熱湯を注ぐだけ。緑茶のほろ苦さと味噌のコクって、意外にもマッチするから驚きます。そこにかつお節の深みもぴったり合体! さらに商品的に素晴らしいのは、美味しさもさることながら、お茶は鹿児島県えい産茶葉“ゆたかみどり”、かつお節は本場鹿児島県枕崎産のかつお本枯節と、地元の食材をキチンと使用している点。熱湯を注いだ後、最後にかつお節を加えたほうが、より風味が立ちます!
※掲載情報は 2016/04/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。