記事詳細
春の気配を感じると桜が咲くのはいつだろうかと心躍る
数年前、京都で桜を見ようと思い立って、開花を予想し京都へと出かけた。早すぎた開花予想、京都のどこにも桜の気配はまだ無かった。
立ち寄った割烹でそんな話をしていたら「せっかく京都まで桜を見にいらしたのに、早かったですねえ……」と言いながらご主人が差し出したお椀は、桜道明寺椀であった。良い花見となった。
四季折々に美しい花は咲くけれど、誰もがこんなにも開花を心待ちにして、そして食べ物にまでその思いを馳せるのは、桜くらいのもの。
そんな桜を使った食べ物は数多あれど僕がおススメしたいのは、BROWN’S CAFE&BEANSの「Waltz of the Flowers」(Sakura flavored coffee)、このコーヒーに出会ったのは、南青山の裏通りにある「音と言葉 HADENBOOKS: by Green Land」。深煎のコーヒーのしっかりとした味わい、そこへ淡い桜のアロマが加わり、一口飲めば春の味わい。このコーヒー豆を実際にお店でドリップして頂けるのは、こちらのお店だけだそう。冬の寒い日に春の訪れを恋しく飲むのも、春の陽射しを感じながら飲むのも。通常のメニューはittalaのコーヒーカップで供されるが、このコーヒーは淡い味わいを楽しんで欲しいと横山拓也氏のぽってりとしたフォルムの和の器により供される。最初はストレートで飲みながら、途中からミルクをたくさん注いで飲むのが主のおすすめ。
お花見シーズン、桜のフレイバーのコーヒーをポットに入れて出かけるのもまた一興。パッケージも素敵なので、出会いと別れの多い春のちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうです。
商品名:Waltz of the Flowers(Sakura flavored coffee)ワルツ オブ ザ フラワーズ
店舗名: 音と言葉 HADENBOOKS: by Green Land
住所:東京都港区南青山4−25−10
電話:03−6418−5410
営業時間:12時〜21時
定休日:月曜日
URL:http://www.hadenbooks.com
製造者:BROWN’S CAFE&BEANS http://browns.jp.net
※掲載情報は 2016/03/30 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
Y+Associates 代表
麻生要一郎
1977年 茨城県生まれ。家業の建設会社で建築の企画を手がけた後、水戸でカフェを開業「CAFE DINER ROOM」(水戸) 、東京R不動産の「カフェ+宿 saro」(新島)、「♯108」(初台)を経て、現在は、那須の大きな食卓「chus」をベースに、料理を中心にライフスタイルを提案している。愛猫チョビと2人暮らし。