3月4日はバウムクーヘンの日！ 日本で最初にバウムクーヘンを作ったドイツ人のカール・ユーハイムさんが、1919年3月4日、広島県物産陳列館（現在の原爆ドーム）で開かれたドイツ俘虜製作品展覧会にバウムクーヘンを出品し、このことを記念して3月4日はバウムクーヘンの日と決められました。

日本ではおめでたい贈答品の一つとして、慶事の贈り物などにも好まれているお菓子でもあります。その理由の一つとして、バウムクーヘンは丸い棒に生地をかけて直火で回しながら焼き、表面が焼けたら、また生地をかけて焼いていきます。これを繰り返しながらだんだんと徐々に太くしていき、時間をかけバウムクーヘンが出来上がっていきます。この工程からできる重なる年輪が結婚式や長寿のお祝いごとに相応しいと、考えられているのではないでしょうか。今回は、手土産でも使いたいとっても縁起のいい「バウムクーヘン」を紹介します。地元で愛されているモノ、海外で有名な老舗のモノ、とっても食べ応えがあるモノ、など自分でもつい食べたくなってしまう、「バウムクーヘン」を揃えてみました。ぜひ、縁起を担ぎたいときには、参考になさってください！

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こちらのバウムクーヘンは、歴史が違います。スイスにある【ブロンデル】は、1850年創業以来、ローザンヌ地方で同じ場所、同じ製法でチョコレートを作り続けている老舗ショコラトリーで、日本には2012年1月に上陸しております。伝統製法で創りあげられた口にした瞬間に喉や鼻から抜けていく薫りとまろやかなチョコレートを贅沢にもたっぷり使用した「バウムクーヘン」は、紹介者のスイーツコンシェルジュ　アドバンスの佐藤ひと美さん曰く、ついつい追加で自分が口にする用にも注文したくなるほどなんだそうです。歴史ある老舗ショコラトリーの「バウムクーヘン」、日本でも味わえますのでぜひ味わってみてください。

“ビーン トゥ バー”、最近耳にすることも多いと思いますが、【アルチザン パレド オール】で作られている「ビーン トゥ バウム」もカカオ豆の選別、焙煎からチョコレートに仕上げるまでのすべての工程を作り手が手がけた“Bean(カカオ豆）to Bar（板チョコレート）”を使用しています。スイーツコーディネーターの松本由紀子さんに紹介してもらいましたが、口に入れると味わえる力強いカカオの存在感は、まさに「ビーントゥバーショコラ」だからこそなんだそうです。生産個数も限られ、パッケージもとてもオシャレなので、手土産などにももってこいのバウムクーヘンです。

こちらのバウムクーヘン、画像だけでは伝わりにくいかもしれませんが、とっても食べがいがあります。フードアナリスト/料理研究家の平林玲美さんに紹介してもらった【治一郎】の直径14.5cm、高さ8cm、約650gもある「バウムクーヘン」。薄くレアな生地を24層にも重ねており、職人さんが片時も離れる事無く火加減を調整し、焼き上げるまでに1時間もかける、というこだわりなんだとか。ケーキのようなふわっと感は、生地は卵白と卵黄を別々に泡立てることででき、濃厚で上品な味わいを楽しむことがでるそうです。“幸せのきっかけになるようなお菓子づくり”をコンセプトにしているため、食べる人も食べた人も幸せになる「バウムクーヘン」です。

地元の方に長年にわたって愛されてきた、バウムクーヘンを紹介します。足立区にある1973年創業の【島田屋製菓】の約40年前から人気なのがこの「長崎バウムクーヘン」です。小麦粉と砂糖、鶏卵、油脂、コーンスターチのみで作成されており、ほんのり甘めでしっとりカステラのような味わいですっごい柔らかいのだそうです。紹介者のフードジャーナリストのはんつ遠藤さん曰く、パンのような気軽さで毎日ちょこちょこ味わったり、オーブンで外側だけカリっと焼いて、外がサクサク、中がもちもちという食べ方もオススメしてくれています。長年地元の方に愛されてきた、昔ながらのバウムクーヘン、一度味わってみたいものです。

地域限定で、しかも地域の食材が使われているバウムクーヘンを紹介します。世界的にも有名な辻口博啓シェフが「小松市の名産である大麦を使って作ったのがこの「大麦バウム」です。ミラノ万博日本館　公式サポーターの里井真由美さんに紹介をいただきましたが、口溶けがとてもなめらかで、廻りにお砂糖がついていて「シャリッ」とした食感も味わえるそうです。箱もしっかりしているのでお土産にもいい「大麦バウム」は、石川県でしか手に入らないので、行く機会がある人がいたら、絶対にお願いしたいお土産です。

縁起物のバウムクーヘンに輪をかけて、お店も縁起がいいバウムクーヘンを紹介いたします。「毎日の生活の中に記念日がたくさん溢れるように」というコンセプトを掲げているのは、静岡県静岡市にあるケーキ屋【セティボン？】。旦那さんが職場でこちらのバウムクーヘン「百年乃樹」をもらってきたのが知ったきっかけという、フリーアナウンサーの坂本洋子さんに紹介してもらいました。バウムクーヘンに「百年後のあなたがずっと笑顔で大笑いでありますように」という想いが込められていることを知り、心も体も嬉しくなったそうです。あなたもバウムクーヘンで、大切な方を喜ばせてみませんか？

ブランデーを使った大人のための「バウムクーヘン」を紹介します。バウム尾山台では、バウムクーヘンとピレネー、そしてソフトクリームのみ販売しており、素材も小麦は江別製粉、牛乳は町村牧場、バターや生クリームは北海道酪農公社と北海道産とこだわった素材を使っています。中でも出来上がったバウムクーヘンにブランデーをたっぷりと染み込ませた「ブランデーバウム」は、紹介者のエグゼクティブセクレタリーも風見幸代さん曰く、ここまで濃厚なブランデーを楽しめるスイーツはあまり例がありません、というほどブランデーを楽しめるモノになっています。紅茶やコーヒーはもちろん、白ワインにも合うそうですので、大人だけで楽しみたいスイーツです。

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