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贈り物だけでは勿体ない 皮まで美味しいブラッドオレンジ
国産のブラッドオレンジがあったの!?
私の主宰する料理教室やプライベートでも、初めて知る人が多いようです。
私が知ったのも実は昨年のこと。「ブラッドオレンジ大使」フリーアナウンサーの宮川俊二さんのご縁を通じて、愛媛宇和島の「清五郎農園」さんが12年も前からブラッドオレンジを作り続けてこられたことを初めて知りました。
ブラッドオレンジといえば、イタリア産ブラッドオレンジジュースを連想する人も多いと思います。実際にイタリアだけでなく、オーストラリアやアメリカの現地で果肉のまま食べたことがありますが、どれも少し青臭さがあり、ジュースなどの加工品向けの果実という印象を持っていました。
宇和島産のブラッドオレンジ「モロ」の最大の特徴は、果汁、果肉とも濃厚で、そのままカットフルーツとして美味しく頂けることです。料理やスイーツでは、果汁や果肉だけでなく、果皮までも パンチ力のある食材として使うことができます。
最初の写真は、カットした状態。断面が瑞々しいです。
下の写真は、果汁を絞ったブラッドオレンジ「モロ」100%ジュース。外の皮も中の皮も従来のオレンジより柔らかく瑞々しいので、女性でも一滴残らず簡単に絞ることが出来ます。急な来客時でもこれなら素敵なおもてなしでゲストをおむかえできますね。
ブラッドオレンジ「モロ」を口に含んだ皆さん、「オレンジ」の常識を超える、瑞々しさと新鮮さに衝撃を受けています。誰もが濃厚な味と甘さ加減、パーフェクトなバランスに心が満たされる~ と、酔いしれています。
世界中の柑橘類と比べ、パンチ力があり濃厚で瑞々しいモロは、日本人による手仕事ならではの凄技だと、私も幾度となく感動しています。
特徴的な華やかな深紅色は、テーブル上の演出、おもてなし、友人との時間を愉しく盛り上げてくれるので、私にとってかかせない食材です。また贈り物としても大変喜んでいただけるので、贈る側にもサプライスが出来きる楽しみを与えてくれます。
そしてこのブラッドオレンジ「モロ」種には「旬」があり、収穫は12月下旬から3月中旬までの短い期間です。料理ジャンルやレシピに捉われて食材を選ぶと、季節毎に身体が必要としている「旬」と「美味」の両方を逃してしまいます。私の掲げる「料理ジャンルからでなく、素材からボーダレスな料理をスタート」というテーマは、旬をおいしく食べて季節を愉しんでほしいという思いがあります。
上の写真は「ブラッドオレンジのキヌアプディング」。
皮まで丸ごと使っているので、ブラッドオレンジの香りが口の中いっぱいに広がります。
レシピはブログでもご紹介していますが、ブラッドオレンジと相性の良い食材や料理はまだまだたくさんあります。
美味しいだけでなく、無限の楽しみを秘めたブラッドオレンジ。料理家としていつもわくわくドキドキさせてくれる食材です。
※掲載情報は 2016/02/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家・食アートコーディネーター
中村まりこ
SHOKUart代表
料理家
東京出身。
ELLE grumet フードクリエイター部、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、レシピ開発、イベント講師、食に関する記事の執筆、を中心に活動。
食に造詣の深い父とウクライナ人の母から2つの食文化を習得。世界23ヵ国で生活した高校3年間を原点に、料理の道へ。
和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく素材からボーダレスな料理を経験上を軸に独創的な組み合わせで「empirical&unleash」を表現する「SHOKUart」設立。
外国の方にむけて「私達の日常の和食を伝えたい。」思いから、日本家庭料理の料理教室 "Authentic Japanese Cooking Class" も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。