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神話の故郷 奥出雲で造られるミニゴーダチーズは、やさしいミルクの味わい。
昨年11月に開催された、第10回 ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテストのお手伝いをした際、美味しい島根県のチーズと出会いました。
島根県雲南市木次町にある木次乳業は、ヨーロッパで主流のパスチャライズ牛乳(低温保持殺菌乳)を、日本で初めて流通させた会社として知られています。
出雲神話の一つとして有名な、「ヤマタノオロチ伝説」の伝承地が数多く残る、島根県雲南市の牧場で生み出されたミルクを原料に、数々の乳製品が造られています。
写真右側は、木次乳業のチーズ製造責任者の川本英二さんです。
その中の一つが、オランダ原産のゴーダチーズを小さくしたような、イズモ・ラ・ルージュです。
イズモ・ラ・ルージュは、ゴーダチーズと同様、赤いワックスで覆われています。この赤いワックスは、外皮の代わりにチーズを守る役目をしていて、食べることはありません。
赤いワックスを外した途端、ふんわりとやさしいミルクの香りが漂ってきました。
むっちりとした弾力のあるチーズは、そのままジャムやドライフルーツを添えて、テーブルチーズとして召し上がっていただいても美味しいですし、
チーズおろし器でシュレッド状にして、
熱々のチーズフォンデュにしても、味わいに濃厚さが増して、また格別です。
やさしい味わいの日本産のチーズには、やはり日本産のワインがよく合います。
日本固有のぶどう品種であるマスカット・ベーリーAのワインと合わせていただくと、華やかなマスカット・ベーリーAの香りが引き立って、それは美味しいマリアージュになります。
奥出雲の雄大な自然に育まれた牛のミルクから造られる、滋味深いチーズの味わいをお楽しみください。
※掲載情報は 2016/02/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ワイン・チーズ講師
佐藤玲子
元 国際線客室乗務員。京都産業大学 外国語学部 非常勤講師、ワインスクール レコール・デュ・ヴァン主任講師を経て、レザンドール ワインサロン主宰。レザンドール代表として、企業向けセミナーや講演会の講師を務める他、各種イベントを主催して、ワインとチーズの魅力を伝える活動をしてします。
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
日本ソムリエ協会認定 ワイン検定 ブロンズクラス・シルバークラス認定講師
日本ソムリエ協会認定 Sake ディプロマ
WSET(R) インターナショナル・ハイヤー・サティフィケート
チーズプロフェッショナル協会認定 チーズプロフェッショナル
チーズプロフェッショナル協会認定 C.P.A.チーズ検定認定講師
フランスチーズ鑑評騎士の会 シュヴァリエ(騎士)叙任
世界遺産検定1級
2018年 ジャパン・チーズ・アワード審査員
2015年 2018年 コンテ チーズ ベストプロモーター
2017年 パルミジャーノ・レッジャーノ ベストプロモーター
2015年 2016年 サクラワインアワード審査員