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世界遺産の神鈴を模して焼かれた唯一無二のありがた~い鈴焼
日本各地には、限られた土地でしか買えない特別なお菓子がたくさんあるもの。そういったお菓子は、地元の人に根強く愛される信頼の美味しさはもちろんですが、その希少性も相まってお土産やギフトで頂くと、とても嬉しくなりますよね。物産展などで売られていないものであれば、なおさらのことです。
和歌山県は新宮市の香梅堂の鈴焼もそういったお菓子の一つ。創業明治元年で四国特産の和三盆糖を配合するなど、最高級の材料だけを使用している和菓子屋さんである香梅堂。そこで人々から長きにわたり愛され続けているのが、この鈴焼。
一口サイズの鈴を模した小さなカステラ状のお菓子、と言うと夜店でみかけるような味を想像するかもしれませんが、食べてみるとその違いに驚くはず。
ふんわりもっちりとしたなめらかな舌触りや、きめ細かな生地は、老若男女を問わず愛される感動級の衝撃。平日でも行列が絶えないのもその証拠と言えるでしょう。
誰にも愛されるその味と、翌日でもふわふわとした食感が衰えないクオリティの高さだけではなく、贈られる人の心のふれあいを尊重していらっしゃるというお店のポリシーも大変素晴らしいからこそ、新宮を訪れた際は必ず買いたくなる名品の一つだと思います。
※掲載情報は 2016/02/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
美容ライター
前田紀至子
新潮社雑誌nicolaの専属モデルや光文社雑誌JJのライター、読者モデルを経て、現在はフリーライターとしてビューティ記事を中心に、競馬、食、ファッションなど幅広く執筆中。その傍ら、テレビ東京モノイズムなどのテレビ出演も。