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飲めない人でも必ず知っているお酒
コロンビアでは様々なお酒が飲まれていますが、今回ご紹介するのはコロンビアの国酒と言ってもいいかもしれないほど、認知度が高く、広く飲まれているお酒「アグアルディエンテ」です。
これはサトウキビが原料の、いわゆる蒸留酒で、色は無色透明で日本で言うと焼酎の部類でしょうか。ただ、日本の焼酎とは違い飲んだ時に甘い芳香が口一杯に広がる面白い酒です。通常はこれを小さな容器・あるいはスーパーで紙コップと同様に販売されている「アグアルディエンテ用の一口カップ」で一気に飲み干すのがコロンビア流です。アルコール度数が高いので、最初はなかなか飲みにくいかもしれませんが、だんだん慣れてくると、味のおいしさが分かってくるので、このお酒のファンになる事間違いありません。
アグアルディエンテはコロンビアの国内各地で生産されているものの、基本がサトウキビを使った蒸留酒ですので味に大した差はあるわけではありません。日本酒だと、酒造米・酵母・そして各地によって微妙に硬度が違う水の組み合わせで全く違う味になります。コロンビアの人々はそれでも、お気に入りのアグアルディエンテというものを持っていて、それは、「地元」のもの。例えば首都ボゴタで飲むアグアルディエンテはNectar、Cristal 、Antioqueñoの3つがあります。
自分が育った地域、愛する地域のアグアルディエンテを持っているのがお酒好きのコロンビアの人々には普通のこと。どこのアグアルディエンテが好きなのかという話題を肴にして、さらに杯を重ねるというのがコロンビア流のお酒の楽しみ方。
皆さんも、コロンビアに行く機会があれば、その地域を良く見て、その地域が気に入ったら、是非そこで作られているアグアルディエンテをお土産の一つとして買ってみるのもいいかもしれません。
※掲載情報は 2016/03/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
コロンビア共和国大使館
アメリカ大陸発見者コロンブスが国名の由来であるコロンビアは、カリブ海と太平洋に面した南米の北西に位置し、南米大陸の玄関とも呼ばれています。カリブ海の美しいビーチ、雪に覆われた山々、多様な生物が生息する熱帯雨林のジャングル、砂漠地帯などコントラストに富んだ豊かな自然に恵まれています。アンデス山脈では、香り豊かでマイルドなコーヒーを生み出され、また花の生産も盛んに行われています。コロンビアは「花の国」でもあり、世界第2位の生花輸出国で、日本へは多くのカーネーション、バラ他が輸出されています。高品質の輝かしいエメラルドも代表的な産物です。自然と同じく、豊かな文化も魅力のひとつで、先住民、スペイン人、アフリカ人、3つの人種の文化が融合されており、これは食文化にも影響を与えています。多様で豊かな文化は人々の誇りです。様々な地形、神秘と冒険にあふれる歴史、人々、文化は、何世紀もの時代を超えて世界から愛されてきました。こちらのサイトでは、コロンビアコーヒー文化やクリスマスィーツについてお伝えします。