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和洋どちらも活用度大の漆器 山田平安堂のランチョンマット
ホームパーティや急な来客の際も我が家でとても重宝しているのが「漆器 山田平安堂」の漆塗りのランチョンマットです。
これ1枚に乗せるだけで高級ホテルのバーや老舗料亭のしつらえに変身してしまう非常に便利で活用度の高いアイテムです。
「漆器 山田平安堂」は1919年創業。宮中や、外務省を通じて世界中の公館で使用されています。父が戦後日本の外交官だったため、とても馴染み深い漆器専門店でもあります。
長い伝統を誇る漆器のお盆は、お正月などおめでたい席に欠かせないものとして各家庭で愛用されていると思います。
このお盆の淵を取ってしまいランチョンマットに仕上げたことが、まさに「革新」だと思います。これによって漆器の高級感はそのままに和でも洋でも使いまわしの効く新しいアイテムが誕生したのです。
食前酒をまずお出しする際もトレイ代わりに運べるので、とても便利です。同じ漆器の片口にナッツなどおつまみを入れると少し改めまった感じを簡単に演出出来ます。
布製のランチョンマットと違いグラスから落ちる水滴もさっと拭けて、移動も簡単なのが利点です。
黒の漆塗りは重厚感があり、カクテルの色がより映える効果があります。
朱色の漆塗りは華やかでおめでたい雰囲気があるのでシャンパンにぴったりだと思います。
また朱色に反射した明かりは顔色を良く見せる効果があるので女性のお客様に喜ばれると思います。
ランチョンマット 桐目には黒と朱の2色があります。サイズは39.5×30×高さ0.8cmです。底に向かって四辺を斜めにカットしているので手が入れやすく移動も簡単なのです。
素材の桐は最も軽く、湿気を通さず割れや歪みが少なく、また木目が美しいのが特徴です。
この木目を残した仕上げ技法が『掻合塗』(かきあわせぬり)なのです。傷が目立たないので普段使いにも安心ですね。
2016年1月16日、漆器 山田平安堂は「He & Bar」をオープンしました。老舗漆器専門店が開いたバーだけあって贅沢なことに、この5.5mのカウンターや壁の赤い部分も全て本物の漆塗りなのです。
和だけではなく洋の世界にも自然に溶け込む漆塗りの世界を体験出来る空間だと思います。
He&Bar
東京都港区六本木4-10-5 2F
TEL:03-6804-6388
漆は9000年の歴史を誇る日本の大切な文化です。海外のお客様をホームパーティにお招きした際も、その美しさに感嘆されることでしょう。
漆器を現代のライフスタイルに合わせて身近に、そして大切に継承して行きたいものですね。
※掲載情報は 2016/02/04 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、PR、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 IFIビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/