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カカオ豆のリッチな香りや味の深み、キレのある甘さが存分に
バレンタインデーを目前に、世界の優れたショコラティエの傑作チョコレートが東京に集結するこの時期、リッチでまろやかでカカオ豆が豊かに香る、大人も納得の上質なタブレットチョコレートがポルトガルからデビューしました。
ポルトガル人と日本人の2名のショコラティエからなる「フェイトリア・ド・カカオ」は、原材料のカカオ豆からチョコレートを完成させるまでを一貫して行うビーン・トゥ・バーの新ブランド。ニカラグアやヴェネズエラなどカカオ豆の産地を訪ね歩きながら準備を重ね、2015年12月にビターチョコレート3種類(ベリーズ・マヤマウンテン76%/ジャマイカ・ブルーマウンテン76%/ヴェネズエラ・クヤグア76%)とミルクチョコレート(ニカラグア ワスララ57%+ニブ)1種を世界に初リリースしました。
初心者にもはっきり届く、ビーン・トゥ・バーチョコレートの魅力
かつてアフリカや南米とも深い関わりがあったポルトガル。そのお国柄を生かし、ショコラティエ自らがカカオ豆の産地に出向き、豆の状態から素材を厳選。豆の選別や焙煎など、すべてのプロセスに細心の注意を払い、カカオ豆固有のアロマが頂点に達する瞬間を逃さずにチョコレートへ閉じ込め、完成させています(このイラストは、ポルトガル・アヴェイロにある工房のもの。カカオ豆は石臼でゆっくり磨砕し、ときに72時間かかることも)。
それぞれのカカオ豆の個性を最大限に際立たせるので、どれもフレッシュで豊潤なアロマや酸味を持ち、味わいも豊か。しかも、バランスが繊細で食べやすいのも特徴。ビーン・トゥ・バー初心者にもはっきりとわかる、チョコレートの奥深さが120%味わえる仕上がりです。
大人が楽しめるミルクチョコレート!
4種の中でも個人的にお勧めしたいのが、カカオ豆の魅力を最大限に引き出したショコラティエが作る「ミルクチョコレートニカラグア ワスララ57%+ニブ」。バターのようにリッチな口どけのちょっとミルキーなチョコレートです。
あと引く味わいなのは、やはりカカオ豆の特性をショコラティエがしっかり掴んでいるから。ただただ食べやすいミルクチョコレートとは、口の中に広がる豊潤さが全く違います。
カカオのほろ苦さとミルクのまろやかさを見事に調和させ、さらにクランチーなニブ(砕いた焙煎カカオ豆)の香ばしさや食感をアクセントに効かせているので、一口でいろんな刺激に富む1枚。
そのまま味わうのはもちろん、エスプレッソやカフェラテ、あるいは濃厚なミルクティー、フルボディの赤ワインも合わせてみたくなります。
チョコレートを買うことで、消費者もカカオ生産者の暮らしを守る一役を担える
また「フェイトリア・ド・カカオ」はカカオ豆の生産者の暮らしを守るフェアトレードにも配慮し、関わる全ての人に平等な取引の成立を基本とする、社会的意識の高いブランドでもあります。
意識の高さが丁寧な商品の味にも表れている、そんな優しさを感じるチョコレートブランドなのです。
【販売店一覧】
●PLAZA GINZA (店舗URL:http://www.plazastyle.com/)
●WINE MART PARTY (店舗URL:http://www.sp-mall.jp/shop/g/gW1-000030700177100/)
●テオブロマ 名古屋三越(2月4日から14日サロン・ド・ショコラ催事内)、梅田阪急
(店舗URL:http://www.theobroma.co.jp/)
●ナショナル麻布スーパー (店舗URL:http://www.national-azabu.com/)
●カカオストア
※掲載情報は 2016/01/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
編集者・ライター。ポルトガル食堂主宰
馬田草織
出版社に勤務後、女性誌編集を経て独立。「料理王国」コントリビューティングエディターなどを経て、現在「dancyu」などの雑誌や書籍、WEBで食や旅にまつわる取材活動を幅広く行っている。ポルトガルの食文化に魅かれ、著書に「ようこそポルトガル食堂へ」(産業編集センター・幻冬舎文庫)「ポルトガルのごはんとおつまみ」(大和書房)がある。「ポルトガル食堂」名義で都内で料理教室やワインイベントなどを開催中。詳細はブログにて。