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羊羹といえば手土産の定番。お土産や贈答でいただくとうれしくなりますよね。羊羹と言えば練り羊羹と水羊羹位しか思い浮かばないですが、今回は知っていると自慢出来る、製法、形や名前ちょっと変わった羊羹をご紹介します。こんな手土産ならその名前の由来や作り方などのうんちくで会話のきっかけになるかも？！どうぞ、知られざる羊羹の世界へ。
1：ぷる～んとはじける？！ゼリーのような羊羹
静岡県浜松のからだにやさしい和菓子「五穀屋」の「五季」は、ぱっと見はゼリーのよう。ですがこちらは、発酵食品を使った羊羹です。楊枝でつつくと、包んでいる薄い膜が弾けて羊羹がぷる～ん。この羊羹に使われているのは酒、塩糀、酢、醤油、味噌の「さしすせそ」。味わいもそれらをいかした、これまでの羊羹にはなかった味わいです。ほんのりとした発酵食品の味とひかえめな甘味は、初めて食べるのにどこか懐かしい味わいです。「五穀屋」の和菓子には、日本ならではの美しい季節、古くから伝わる知恵がいかされています。パッケージも素敵で、ミラノ万博にも出品をして好評だったそうです。
2：音楽好きなお義母さんが喜ぶその名も「ジャズ羊羹」
ピアノの鍵盤の形をした羊羹。名前も洋風な「ジャズ羊羹」と言います。大分湯布院の小さなお店 CREEKSというところで、生まれました。このCREEKSは、日本を代表する名旅館のひとつで、山荘・無量塔さんが所有する音楽のミュージアム「空想の森 アルテジオ」を中心に、コンサートシリーズ「旅する音楽」を開催してきましたところです。そのCREEKSが「ジャズに合う和菓子があるといいのに」との想いから、ドライいちじくの洋風羊羹「ジャズ羊羹」が誕生したのです。
3：イチゴと無花果のドライフルーツが入った、おしゃれで美味しい羊羹
創作和菓子ユニット「wagashi asobi」が作り出す「ドライフルーツの羊羹」は、異色の組み合わせながら舌の超えた大人たちの間で話題になった極上スイーツ。一口目から口いっぱいに広がるのはラム酒の芳醇な香り。北海道産小豆100％の上質な餡と、沖縄県西表産の黒糖、そしてラム酒で炊き上げた、香り高くあっさりした甘さの羊羹です。舌触りもとても滑らかで、ドライフルーツの苺と無花果、クルミが丸ごと入っています。そのままお茶菓子として楽しめるのはもちろん、バターやクリームチーズを塗ったパンにのせるのも美味。
4：宮崎名物のフォルムのインパクトが大のくじら羊羹
お餅があんこに挟まっていて、見た目が面白い羊羹の名前は、「くじら羊羹」。実は、宮崎県の人にとっては、定番の羊羹なのです。このくじら羊羹の歴史は実はとても古く、時代は江戸時代までさかのぼります。宮崎県の宮崎市、その中でも佐土原地域が発祥で、当時の佐土原藩4代藩主島津忠高が26歳で世を去った後、2歳という若さで世継になった万吉丸の母 松寿院が「我が子が大海を泳ぐ鯨のように力強くたくましく育つように」という願いを込め、鯨に似せた羊羹をつくらせたことからこの「くじら羊羹」の歴史は始まったそうです。
江戸時代には、端午の節句や家に男の子が生まれた時のお祝いとして持っていく際に使われてとのことです。いまでは宮崎名物のお土産としても、良く利用されているそうです。
5： 40年以上のロングセラーは、カメラの「ニコン」のようかん
このニコンの羊羹は、昭和48年から社内売店で発売され、約40年以上も続く超ロングセラー商品です。「胡麻、柚子、本練、塩、小倉」の5種類の味が楽しめる「一口ようかん」のセットです。一口サイズなので、いろんな味が楽しめます。
この「ようかん」を実際に製造しているのは、「ニコン」の栃木工場の近くにある明治44年創業の老舗の和菓子屋の「（株）本宮」で、味の保証付きです。
※掲載情報は 2016/01/23 時点のものとなります。
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