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パティシエ辻口博啓氏が新しく手掛けるチーズタルト専門店cuitte
パティシエ辻口博啓氏が新しく手掛けるチーズタルト専門店cuitteが、昨年12月11日に名古屋うまいもん通りにオープン!新幹線に乗るたびに気になっていましたが、いつも多くの方が並んでいらして時間がなく買えずにいました。大晦日に通りがかり、とうとう私も並んでゲットしました。
この日も相当の列でしたが、並んでいる間にチーズタルトを焼成している様子や販売の様子などを生で拝見することができ、楽しかったです。
チーズタルトにはブレンドした2種類のフランス産クリームチーズを使用。1種類は濃厚で塩味のあるクリームチーズ、もう1種類はマイルドでクリーミーな口当たりの良いクリームチーズを使用しているそうです。2つをブレンドすることで、濃厚でありながらも口当たりの良い奥行のある味わいを実現しているとのことです。
パティシエが丁寧に温度管理を行い、混ぜるタイミングをその状況に応じて調整し、最高のタイミングで配合を行うことにより他では真似のできない「とろ〜っと感」を実現しているとの自信満々な説明が。
ホームページにもあるように、焼き上がりから20分まで、焼き上がりから〜4時間、焼き上がりから〜10時間と、チーズタルトの味と食感について説明しているのも新しいかもと思いました。
焼き立ては、さくっとしたタルト生地と、口の中にとろ〜っとこぼれるクリームチーズの食感を楽しんで。冷蔵庫で冷やせば、タルト生地とクリームチーズとの一体感が高まり、濃厚でしっとりとした味わいが楽しめるそうです。
タルトも作る私の立場としては、一個200円(税抜き)のタルトに込められた多様な価値観が素晴らしいなあと、感心しきり。
焼き立てじゃなくては駄目ではなくて、4時間後も、10時間後も、冷やしても楽しめるなんて、なんて素晴らしいお菓子なのでしょう。妄想が膨らみ、一体、食べるとどんな価値観が味わえるのかなあ、と興味津々で家に直帰し、正座するように粛々とタルトをいただきました。
チーズタルト、というよりは香港の屋台で買えるエッグタルトのチーズバージョン、といった感じ‼︎
200円という価格設定がウソ!と思う程完璧な仕上がりでした。価格設定は、敢えてどなたでも気軽に買い求め易い金額に。そして、メニューはチーズタルトのみ。辻口シェフやプロデューサーのお菓子に込められた気迫が感じられました。
cuitteの意味も気になったので調べてみたのですが、cuteしか見当たりませんでした。恐らくcute(可愛い)を文字ってどなたからも愛される可愛いお菓子をイメージしたのではないかと思います。
紅茶やコーヒー、お茶にも相性が良さそうです。本日中の持ち帰りであれば、保冷剤が必要ないため、長時間の移動でもお土産としてもご利用いただけるとのこと。(ご自宅へ帰りましたら冷蔵庫で保存してください)
まだ全国でもこちらでしか購入できないというのもポイント高いですね。「名古屋うまいもん通り」のスタースイーツとして益々人気を博することでしょう。
是非一度ご賞味下さいませ。
※掲載情報は 2016/01/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家・テーブルコーディネーター
磯部作喜子
英語教師を経て食の世界へ。「ル・コルドン・ブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得。今田美奈子製菓コース師範・テーブルセッティングディプロマ取得。花・芸術文化協会テーブルコーディネートディプロマ取得。同認定校。世田谷のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」で研修。志賀勝栄氏にパン作りを学ぶ。現在は東京と名古屋で料理・パン・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。毎月100席以上の講座をこなし、現在までのべ9000人の生徒におもてなしの極意を伝えてきた。「おもてなしの心は食卓を飾るすべてに宿る」というコンセプトのもと、料理・パン・コーディネートなど食に関する内容をトータルに楽しく学べるサロンを目指す。予約待ちの教室をかかえる一方で、各企業とのコラボレート、料理教室や食卓芸術の外部講師としても活躍中。女性誌やライフスタイル誌を始めメディア取材も多い。著書「ル・サロン・ブランの本格パン」(主婦と生活社)「Le Salon Blanc ランチタイムのおもてなし」(ハースト婦人画報社)アメブロ:http://s.ameblo.jp/salon-blanc/