シンプルでおいしい!ロンドンのレシピ 英国ラム

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英国ならではの美味しい生活!簡単ロースト・ラムの作り方

日本と比較すると少々物価高のロンドン。外食には税金が20%ほどかかるのですが、生鮮食品を購入する場合は、多くの物に税金はかからないようです。

 

自宅で料理する時には、折角なのでこの土地ならではのおいしい食材を贅沢に調理するのもひとつの楽しみです。そんな英国ならではの食材のひとつにラム(生後1年未満の子羊)があります。日本では見かけることの少ないラムは、こちらでは、地元のハイストリート(商店街)のブッチャー(精肉店)やスーパーマーケットで、鶏肉、豚肉、牛肉と共に並び売られています。

シンプルでおいしい!ロンドンのレシピ 英国ラム

ブリティッシュ・ラム(英国産・仔羊)は、驚くほど臭みがなく爽やかな味わいで、大変柔らかに焼き上がります。ちなみにイングリッシュ・ラム(イングランド産・仔羊)とウェーリッシュ・ラム(ウェールズ産・仔羊)が多く売られているようです。

 

自宅そばにある、いつも賑わっている創業1919年というブッチャーで「ブリティッシュ・ラムの美味しさの理由は?」と聞いたところ、「隣接しているイングランド、ウェールズの地方は共に雨が多く降るので、牧草の成長が良く、そこで瑞々しく育った牧草を食べて育つ羊は美味しいのだよ!」と誇らしげに教えてくれました。

シンプルでおいしい!ロンドンのレシピ 英国ラム

骨付きラム・チョップ(骨付きロース肉)を買って、塩、胡椒をパラパラっと振り、フライパンで、ニンニクやローズマリー等のハーブと一緒にサッと表面を香ばしく焼いて食べても美味ですが(日本なら魚焼きグリルもオススメです)、ヨーロッパ生活ならではの醍醐味は、ラムの塊肉・ラムのフレンチラック(骨付きロースの塊肉。骨の先端部分の肉が食べやすく除かれているもの)。

シンプルでおいしい!ロンドンのレシピ 英国ラム

ラムの塊肉の調理方法もいたってシンプルです。塩、胡椒をちょっと多めに振り、ハーブと潰した皮付きニンニクを添え200度のオーブンに入れます。お好みの焼き加減(20分ちょっと)に焼いてロースト・ラムのでき上がりです。気軽に作ることができながら豪華な見栄えの一品となります。手間でなければ脂身に包丁で格子目に切り込みを入れると、早く焼き上がり見た目も華やぎます。以下のレシピをご参考下さい。

オーブンで焼く かんたん!ラムのロースト

シンプルでおいしい!ロンドンのレシピ 英国ラム

材料:(6切れ分)
ラム・フレンチラック・・・約600g
塩・・・小さじ1
胡椒・・・適宜(多めに)
ローズマリー・・・適宜
皮付きニンニク(包丁の腹で潰す)・・・1〜2個

マスタードやミントソース・・・適宜
<ミントソース(下記の材料を合わせる)>
ミントの葉(みじん切りにする)・・・1/2カップ
白ワインビネガーもしくはレモン果汁・・・大さじ4
ハチミツ・・・大さじ2
塩、胡椒・・・適宜

 

作り方
1.ラムの脂身の表面に包丁で格子状に切り込みを入れる。塩、胡椒を振り、室温で15分ほど置く。
2.オーブントレーにローズマリーを散らし、その上にラムの脂身を上にして置く。200度に温めたオーブンの上段に入れ、好みの焼き加減に焼きあげる。(約20〜30分)
3.オーブンから取り出して、温かい場所で5分ほど休ませて切り分ける。
4.お好みで、マスタードやミントソースをかける。

 

日本ではブリティッシュ・ラムの輸入は現在されていませんが、イギリスにご旅行等でいらした際は、美味しいラムをぜひ召し上がってみて下さい。豊かな牧草地で育ったラムならではの味を楽しんで頂けることと思います。


また、ロンドン滞在中に便利なロケーションにあるフォートナム&メイソンやハロッズには、精肉売場があります。ぜひラムを探してみて下さい。旅行中に食料品売場を訪れるのも楽しいものです。

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※掲載情報は 2016/01/07 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小林ひろこ

料理講師

小林ひろこ

著書:パパッと簡単!タイ料理/PHP研究所刊
料理・監修:ITADAKIMASU/タイ HWM刊
江戸時代から続く家に生まれ栄養士である母が作る、昔ながらの日本の家庭料理に幼少より慣れ親しむ。
夫の転勤に伴いロンドン、バンコクに在住。
日本では、雑誌の料理連載や学校・企業・大使館・レストラン等での講座やイベントで「基礎を大切にしながらの実践的な料理・マナー講座」を開催する。
・ ル・コルドン・ブルー ロンドン校、バンコク校卒業 ディプロム取得
・ タイ文部省認定 料理学校 卒業
・ タイ料理の第一人者 シーサモン・コンパン博士に料理・食文化を学ぶ

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