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定番の和菓子「おまんじゅう」には、どこか心をほっこりさせてくれる優しさがあります。もしかしたら、自分で買って食べるよりもお土産でいただいたり、誰かに贈ったり、誰かの「想い」とともにあるお菓子だからなのかも知れません。丸くてコロッとしたフォルム、手のひらに載せた時の優しい感触・・・改めてその魅力が実感できるおまんじゅうを集めました。
1:黄色いパッケージが目印!必ず喜ばれる「たまごまんじゅう」。
新千歳空港で知られる北海道千歳市は、卵の生産が北海道内でトップクラス。千歳に本店を構える老舗菓子店「もりもと」が、千歳産の卵をたっぷり使ったお菓子をと開発したのが「たまごまんじゅう」です。使っているのは「千歳産こくまろ」という赤玉の卵。濃厚でコクがあるまろやかな卵と、支笏の伏流水をつかった黄身餡がたっぷり詰まったおまんじゅうが完成しました。発売から数年たった今、累計285万個も売れているという千歳市発の大ヒット菓子です。
2:定番にする?それとも季節限定?いつでもおいしい「揚げまんじゅう」
目黒通り沿いに本店がある「御門屋」の名物「揚げまんじゅう」は、こし餡、胡麻といった定番餡のほか、秋には焼き芋と栗を合わせた甘過ぎない白餡など、季節限定の味を毎年楽しみにするファンも多い名物菓子。中には餡がぎっしり詰まっていて、二口程度の大きすぎないサイズ感も魅力の一つ。一つ100円で買えるお手頃感も嬉しいところ。自分用のおやつや、ちょっとしたお土産にもぴったり!
3:笹の葉で包まれた本格的な「麩まんじゅう」を食べ比べ
東京都小金井市にある和菓子屋さん「三陽」。ここの人気商品の一つが「麩まんじゅう」です。お餅の代わりに生麩で餡を包み、茹でて作るお菓子。粒あんとこしあんの2種類があり、粒あんの皮はよもぎ入りの緑色。こしあんの皮には青のりが練りこまれています。丁寧に包まれた笹の葉を開くと、つやつやの麩まんじゅうが現れます。口を付けると、つるん。一口かじり取ると、むっちり。かみしめると、しこしことした弾力。それに上品な甘さの餡が絡んで、喉ごしも抜群なのです。
4:からくりまんじゅうの別名でも親しまれる長崎の銘菓「一口香(いっこうこう)」
長崎の銘菓「一口香」。正しい読み方は「いっこっこう」で、なんとも可愛らしい言葉の響き。一口食べれば香ばしいということから、名付けられたのだとか。カステラ同様に複数のお店で作られていますが、「茂木一まる香本家」のものは他社と違って「口(くち)」の代わりに「○(まる)」を使い、「一○香」と表記します。見た目は焼きまんじゅうのようですが、手に持つととても軽く、一口かじると中は空洞というなんとも不思議なお菓子です。
5:「一品伝承」の精神が宿った、愛媛の「山田屋まんじゅう」
愛媛県松山市の「山田屋まんじゅう」は江戸末期の慶応3年創業。風味や味だけではなく、粒の形と大きさが揃っている二等級の北海道十勝産大豆と、上品な白双糖を用いて、非常に手間のかかる昔ながらの製法であんが作られています。透き通るような皮と、あんの上品な甘さで、絶妙な喉ごしを楽しませてくれるおまんじゅうです。しかも小さな一口サイズというのもポイント。故・吉田茂首相もこよなく愛し、国葬の日にも霊前に供えられたのだとか。
6:イベントや内祝い、七五三にもぴったり!名前入りの「千鳥饅頭」
寛永七年創業の老舗菓子店「千鳥屋総本家」名菓といえば「千鳥饅頭」です。薄いカステラ生地でなめらかな白あんと黄味あんを包み、香ばしく焼かれたその味は、お土産にも人気の一品です。実はこのおまんじゅう、オリジナル焼印をオーダーできるサービスも行っています。ひらがな、漢字、ローマ字など好みの文字を選べ、オンリーワンの千鳥饅頭が完成します。
※掲載情報は 2016/01/07 時点のものとなります。
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