天衣柿
甲陽園芸場
突然ですが、皆様は干し柿を召し上がられたことはありますでしょうか?
先日友人で集まった時に私自身驚いたことなのですが、その日に集まった8人のうち、私を除く5人が干し柿を今まで食べたことが無いというのです。環境など様々な要因があるでしょうがその答えにはかなり衝撃を受けました!
仕事がら、生の果物離れについては日頃から考えさせられていますが、干し柿を食べたことのない人が身近にもこんなにたくさんいるとは。
今回はそんな干し柿の復権を目指すべく紹介するスペシャルな干し柿です。その名は「天衣柿」(あまころも柿)といいます。
有機栽培、低農薬で育てられた柿を使用しており、3分の1くらいのサイズになるまで乾燥し作り上げられています。干し柿の中では糖度の高い「あんぽ柿」よりも濃厚で、枯露柿よりも柔らかく食べやすい食感です。
私も干し柿の中で一番好きな品種で、先ほどのような話題になったのも、私が今回の商品を手土産に持参したからです。
包丁を入れるととろけ出しそうに熟した果肉が、絶妙な硬さに乾燥された衣に包まれて食感、味共に干し柿の王様と呼ぶのにふさわしいのではないでしょうか。
梱包、個包装ともに高級感にあふれ「和菓子」の様相を呈しており贈り物にもピッタリです!限られて時期だけの商品ですので年始のご挨拶の際の手土産などにいかがでしょうか。
甲陽園芸場
※掲載情報は 2016/01/07 時点のものとなります。
ベジタブルフルーツアドバイザー
小坂洋平
1979年 京都市生まれ。立命館大学卒業。神戸の青果貿易会社にて勤務後、京都青果中央卸売市場にて取締役職を務め市場運営に携わる。
そのような経験から青果物、特に果物の現状に強い興味を持ち「食育」という観点から講演などを行い「産地」と「消費地」を結ぶ懸け橋となる活動に取り組む。
現在は京都の老舗フルーツパーラークリケットにて「楽しむ食」をいかに生活に取り入れ、人生の最後まで「食」を楽しむライフスタイルを提案。
日本野菜ソムリエ協会所属。