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明けましておめでとうございます。今日は飲むと食べたくなるし、食べると飲みたくなる日本酒と相性の良い肴をご紹介します。ところで肴とは、もともと「酒菜(さかな)」と書いたそうです。意味は酒のおかずの意ですので、酒の肴と書いてしまうと意味が重複してしまいます。実は「新年明けましておめでとうございます」も重複していますので正しくは、「新年おめでとうございます」または「あけましておめでとうございます」となります。
と、新年早々説教がましいことは抜きにして、今日は言葉あそびと日本酒に合う珍味を肴に美味しいお酒をのみましょう!
1:色んな楽しみ方ができる「ふぐの子粕漬」
新潟県佐渡島で1軒しか作っていない「ふぐの子粕漬け」は、あのふぐの毒を3年以上かけて抜いて、美味しく食べられるようにしたもの。6月から7月にかけてとれる「ごまふぐ」の卵巣を、2年以上かけて塩に漬ける作業「塩蔵」をして乳酸菌の作用で無毒化し、さらに1年以上かけ酒粕に漬けて塩気を抜き甘みを引き出します。おにぎりの具として良いですし、パスタにあわせても美味しいですが、やはり日本酒に合います。
2:食べた瞬間のシャリッとした好食感の牛タン
その名も「やみつき牛たん」。仙台の国分町にお店を構える『牛タン炭火焼 仁』の「やみつき牛たん」です。食べた瞬間のシャリッとした好食感で、深い旨味最後の一切れまで柔らかさが楽しめる他の牛タンとはまるで違うものです。
3:するめの食感と風味をしっかり感じる本格派の松前漬
北海道に古くから伝わる、海の幸ぎっしりの「松前漬け」。もう肴の定番ですよね。松前漬といえば、醤油漬の数の子ギラギラの間に昆布とするめの千切りがまとわりついているイメージですが、それは昭和40(1965)年頃からとのことだそうです。冷蔵物流で数の子が手に入りやすくなり、世の中の景気もよかったので豪華になって、数の子入りの松前漬が売られるようになったそうです。この蝦夷松前 龍野屋の松前漬は、主役はあくまで上質なするめであることと、昆布、醤油と合わせて熟成した風味こそが松前漬の命であること考え、数の子はあくまで花を添える脇役だそうです。
4:インド料理店のパッパルが酒にあう
銀座にある日本一古いインド料理店がナイルレストラン。そこでだされる「パッパル」が実は、お酒にあうんです。程よい塩加減とパリパリの食感がいいんです。ウーラッドという豆が原料で、とってもヘルシー。高温の油でさっと揚げるだけ、最高の肴ができます。
5:味醂粕を纏った日本酒好きにはたまらないチーズ
名古屋名産・守口漬ののれんを守って100有余年、漬物の製造販売の「大和屋守口漬総本家」。全国の酒蔵、醸造蔵の粕の中から漬物職人の目にかなった酒粕とみりん粕を使用したこだわりの漬け粕で漬けた奈良漬で知られています。味醂粕がクリームチーズを包み込み、とても濃厚なクリームチーズの味と熟成された味醂粕の甘みがとてもマッチしています。日本酒が止まらない肴です。
6:ジビエブームを手軽に缶詰で!
日本酒には、和の食材や魚介類を肴になりがちですが、ここでは最近話題になっているジビエをご紹介。ジビエといっても実際には、手に入り難いものです。今回ご紹介するのはジビエをもっと身近に楽しめる缶詰です。これは、あの「料理の鉄人」で勝利した事もある「ル・プティ・トノー」のオーナーシェフであるフィリップ・バットン氏が監修した今話題のジビエ缶です。ホロホロ鶏のフリカッセ、鹿肉の赤ワイン煮込みそして鹿肉ソーセージのポトフと、どれも個性があり、しっかりとした肉感のジビエです。お正月からちょっとおしゃれなつまみでスタートしてみてはいかかでしょうか。
7:築地で三代続く老舗の目利きが選ぶ絶品干物
築地で、目利きで知られる昭和41年創業、東京築地で三代続く高級干物仲卸、株式会社西秀商店の社長が、全国津々浦々あまたある漁港で採れた活きの良い魚介類を、それぞれの魚の持つ特性に合わせて手際よく塩味加減をして一枚一枚丁寧に仕上げています。味にうるさい親戚のおじさんも唸る酒に合う干物です。
※掲載情報は 2016/01/01 時点のものとなります。
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