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世界一小さい!?桜島小みかんまるごとグラッセ
桜島小みかんグラッセです。
小さなみかんまるごと1週間お砂糖で煮詰めました。
桜島といえばギネスに認定された世界一大きな「桜島大根」がありますが、「桜島小みかん」は世界一小さいと言われています。
直径3~5cm、見た目もかわいい小みかん。出荷は12月から1月のほぼ2ヶ月限定。皮が薄く食べやすくて酸味と甘みのバランスもよく、桜島のお正月には欠かせません。
わたしが生まれたのは桜島です。
火山灰による水はけのよい土壌と島の地形のおかげでこんなに元気に小さく育ちました!わたしには兄弟がたくさんいます。何人いるかと言いますと~……。
2万4649人!世界一子だくさんなみかんとして、樹齢200歳のお母さん小みかんの木から、24,649個もの小みかん兄弟が生まれた記録があります。「2万ヨロシク」と覚えてね。
小みかん畑のハウスは灰よけでしょうか、上だけビニールで覆われています。灰よけに換気扇付きのハウスもあるそうです。みかんにかかると困りますが、火山灰の土壌は水はけがよく、栽培地としてはありがたい恵みなのですね。
そういえば、島を巡るバスに乗ったとき、運転手さんが島のお墓についてガイドしてくれました。車窓から見ると、お墓一つ一つにちょっとした祠の屋根のような瓦屋根がありました。
ご先祖さまを火山灰からよけるための島独得の風習なんですね~。灰が降るのは大変だけど、上手によけて活火山と共生して行く。桜島のひとびとのしなやかさを知りました。
島では小みかんの皮は、刻んでうどんや漬物の薬味にするそうです。小みかん栽培の歴史は古く、江戸幕府へも献上されました。
「世界一小さい」という看板を見つけました。
そんな桜島小みかんのグラッセです。濃厚凝縮のマーマレードとでもいうのでしょうか、甘さと皮のほろ苦さが小さな中にぎゅっと詰まっています。
「桜島ビジターセンター」には小みかんグラッセや小みかんクッキーもあり、火山の歴史から足湯(写真奥!)まで楽しめます。道の駅「桜島・火の島めぐみ館」も近くにあります。桜島、活火山ならではの恵みありがとう〜!
※掲載情報は 2015/12/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベジアナ・農業ジャーナリスト
小谷あゆみ
※東京世田谷のベランダ菜園で野菜をつくるアナウンサー・ベジアナです。
もしも日本中のベランダでみんなが1つでも野菜をつくったら、暮らしが楽しく豊かになるに違いありません。
レストランの有名シェフをリスペクトするように、全国にあるおいしい農畜産物とそれを生み出す生産者や農業そのものがリスペクトされる社会をめざして活動中。
「1億総プチ農家プロジェクト」を掲げて、小さな感動を発信しています。
おいしいものを食べる人も、つくる人も笑顔に。
農のある暮らし、都会のあなたのベランダからはじめてみませんか?
NHKEテレ「ハートネットTV 介護百人一首」出演中
NHKEテレ「楽らくワンポイント介護」毎週(土)出演中
・農林水産省/ 食料農業農村政策審議会・畜産部会および医福食農連携プロジェクト選定委員