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先日「SUPER WAGYU SUMMIT 2015」なるイベントに参加してきました。こちらのイベントは、堀江貴文さん、浜田寿人さんが結成したWAGYUMAFIAが主催で、“和牛”と“日本酒”という日本が誇る、世界に冠たる食文化のマリアージュを堪能しようという素晴らしいイベントだったのですが……。
そこで、とっても素敵な日本酒に出逢うことができたのでご紹介します。
それがこの「MIZUBASHO PURE」。
まず驚いたのはその見た目。グラスに注ぐと美しく立ち昇るきめこまかな一筋の泡は、まるでシャンパンのよう。無色透明の日本酒スパークリングは、世界中でこの「MIZUBASHO PURE」しかありません。
そして果実を思わせる品の良い香り。口当たりは日本酒ならではのまろやかさがあり、味はキリリと引き締まった辛口で、華やかな泡の心地よい刺激とすっきりとした喉越しが感じられます。
さらにシャンパンのような強い酸味がないので、どんなお料理とも相性がよく、この日は、美味しい魚介も堪能させていただいたのですが、脂ののったマグロのほほ肉のジューシーさを旨みだけのこして程よくすっきりと流してくれました。
この世界に唯一無二の日本酒スパークリングを造っているのは、群馬県北部の川場村で明治19年から日本酒を造り続けている「永井酒造」さん。
シャンパンのように感じるのもそのはず、製法をお伺いしたところ「瓶内二次発酵」というシャンパンと同じ製法で作られており、製法特許も取得されているそうです。
日本酒で乾杯!というと、どうしても“杯を交わす”という昔ながらの男臭い?乾杯をイメージしてしまいがちですが、パーティーや社交の場での華やかな乾杯に日本酒を提案できないか、と6代目の社長である永井則吉氏が考えたのがこの「MUZBASHO PURE」が開発されたきっかけ。
その根底には、21歳だった則吉氏が、ロマネコンティ「モンラッシェ」のエレガントで力強い味わいに受けた衝撃にあったそうです。その後、日本酒だけでなく、ワイン造りについても猛勉強を重ね、世界のワインを飲み歩き、自身の酒造りの道を模索し続けた則吉氏が行き着いたのは、「川場村の自然を愛して、それを表現すること」。
そんな高い志に溢れた社長の情熱をもって開発された「MIZUBASHO PURE」は、構想5年、なんと700回以上もの失敗を繰り返して誕生。発売後は、海外の名だたるレストランへの納品が決まり、“世界一予約が取れない”といわれる「エル・ブジ」にも採用されているのだそうです。
今回、記事掲載にあたり永井酒造の櫛渕常務にお話をお伺いできたのですが、ここでは語りつくせない情熱に溢れた開発ストーリーに感激してしまいました。
機会を見つけて、この美味しい日本酒が造られる美しい川場村にも訪れてみたいと思います。
贈り物にはもちろん、クリスマスや新年の幸せな乾杯のお供に、是非おすすめしたいIPPINです。
※掲載情報は 2015/12/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
秘書/プロ雀士
高橋慧
音楽関連会社での宣伝・PR経験を経て、現在はベンチャー企業で社長室室長として勤務。そのかたわら、趣味ではじめた麻雀の魅力にはまり、麻雀歴4年で日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士に。
猫と美味しいものをこよなく愛しており、摂取しすぎたカロリーを消費するため、トライアスロンチーム「K-NEXT」にも所属。
好奇心旺盛さを活かした、人を笑顔にする美味しいもの、素敵なippinを発信中。