京都の伝統のお酢 約300年の歴史を誇る「千鳥酢」は、京料理の名脇役

京都の伝統のお酢 約300年の歴史を誇る「千鳥酢」は、京料理の名脇役

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京都駅のお土産売り場でも一際際立っている伝統のお酢

今回ご紹介する「千鳥酢」は、昔から使っていましたが、私が料理研究家になった約10年前から、お仕事のなかでもずっとこの千鳥酢を使っています。

 

他県のお酢もほとんど試してみましたが、こちらのお酢がいちばん気に入っています。この酢は、米酢なんですが、酸っぱさが際立ったものとは違い、何とも言えないきりりとしたさっぱりかつすっきりとした尻上がりの後味が京都っぽいんですね。

 

現在ネット販売はしておりませんので、ご注文はケース単位で電話注文できるので、一升瓶に入ったものをケース買いをしています。

 

また、京都にお住まいでない方は、京都駅等で、「CoChidori(こちどり)」と言った名称で100mlのものも売られてますので、そちらがおすすめですね。お酢に限らず、調味料は、全国各地のものを常に試していますが、消耗品で最後まで使い切れるので、こだわったお気に入りの物を探し続けています。

 

私は、ずっとおせちの仕事ばかりをやっているので、おせちをより、際立たせるには、やはり調味料をいろいろと変えてみるのが重要なんです。

 

自分のオリジナルメニューを常に探求しているので、「紅白なます」だったり、「菊花かぶ」だったり、「たたきごぼう」なんかをきちんと美味しく仕上げようと思ったら、この千鳥酢はかかせないお酢です。いろいろなお酢を試しましたが、このお酢に勝るものはなしでしたね。もちろん、「和」にだけではなく、「洋」のドレッシングにもおすすめです。

 

酢で締める文化が定着している京都の文化に慣れ親しんだ私にとっては、このお酢以外は考えられません。

厳選された米を原料に洗米から仕込み、さらに半年もの間当社の技を駆使して醸造された米酢だそうで、まろやかな味とかおりは素材の持ち味を引き立て、料理にはなくてはならない調味料として有名料亭、寿司店などで愛用されているようです。

 

なかなか、お酢は主役になれない商材ですが、ぜひ普段の食卓に千鳥酢をお使いいただき、普段の料理に変化を持たせてみてはいかがでしょうか。

※掲載情報は 2015/12/19 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小宮理実

京の料理研究家

小宮理実

親子三代に渡りおせち料理を作り続ける家庭で育つ。
2009年、京の老舗百貨店の目に留まり、おせち料理の販売を開始。
家庭に伝わる「おせち料理」をおいしくたのしく調理いただけるよう
会員制料理教室「福千鳥」(ふくちどり)主宰し、
春夏秋冬を通して自然に寄り添う、丁寧な食と暮らしをご提案。
自身の監修おせち「KYOTO FUKUCHIDORI」を販売する傍ら
おせち料理の専門家として歴史や文化、いわれなど
日本の食文化を伝える活動や講演なども行う。

その他、食品ギフトの開発、味の見直し業務やおせち料理の監修など
食のプロデュース業をはじめ、全国各地の食材に触れる日々。

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