帯広っ子のソウルフード高橋まんじゅう屋の「大判焼」は、バランスの良さが秀逸

帯広っ子のソウルフード高橋まんじゅう屋の「大判焼」は、バランスの良さが秀逸

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昔から大評判ゆえ、毎日1000~2000個を作り続ける

帯広っ子のソウルフード高橋まんじゅう屋の「大判焼」は、バランスの良さが秀逸

JR帯広駅よりほど近い「高橋まんじゅう屋」は、電信通り商店街の一画。帯広では誰でも知っているとも言われ、「たかまん」という愛称で親しまれています。一軒家であるお店の隣には広い駐車場があるのですが、満車の時も多いほど大盛況。でもテイクアウトするだけの方が殆どなので、入退場も頻繁で、安心です。店内に入れば、さすが人気店。大判焼を焼く機械が、ずらりと並んでいます。切り盛りするのは3代めであるご主人の高橋道明さん。ひとつ焼き上げるのに30分くらいかかるそうですが、一度に128個焼けるので、1時間に200個くらい作れるとか。一日だと1000個~2000個だそう。大変な数です。

昭和が息づく歴史を感じさせる一軒家もいい

帯広っ子のソウルフード高橋まんじゅう屋の「大判焼」は、バランスの良さが秀逸

創業は昭和29年。もともとは祖父の幸造さんと祖母のヒサノさんが清水町で始めて、途中で帯広に出てきたのだとか。当初は喫茶店とアイスキャンデーを提供する「高橋冷菓店」でしたが、40年前にまんじゅうや肉まん、むしパンを出すようになりました。以前はこの手のまんじゅう店は市内各地に存在していたそうですが、現在は高橋さんとこぐらい。

 

「大判焼(あん)」は、バランスが良いというか、まさに“何個も食べられちゃう”味わい。生地自体が美味しさたっぷりなので、伺えば、全卵も使用しているそう。もちろん“あん”も秀逸。十勝産の小豆を使用した、もちろん自家製のあんは、優しい甘さが活きています。ほかにも「大判焼(チーズ)」もあって、25年くらい前に誕生したメニュー。ほんのり塩味のチーズが、とろりとした味わいで、濃厚さもあって、生地とぴったり合います。ずっと変わらぬ美味しさ。「高橋まんじゅう屋」は、まさに帯広市民のソウルフードなのです。

大判焼(あん)

高橋まんじゅう屋 住所:〒080-0801 北海道帯広市東1条南5丁目19−4

※掲載情報は 2015/11/20 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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