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アイディア次第で色んな味が楽しめるカクテルにも。
寒くなってくると飲みたくなるお酒があります。スパイスの効いたホットワイン、ラム入りのホットアップルサイダー、そしてにごり酒。前者二つはいつかご紹介するとして、今回はこのにごり酒をご紹介します。私がにごり酒の存在を知りはまったのはNYで学生生活をしてた頃。にごり酒は、”Unfiltered Sake”と呼ばれて人気も高く、アメリカの日本食料理店には必ずといって良い程あります。日系スーパーマーケットにも、ちょうど良い量の小さなボトルが売られていてお値段もお手頃なので良く購入してみんなで鍋料理を作った時に飲んでいました。
そして、日本に帰って来てから出会ったのがこの、菊水さんの五郎八(ごろはち)です。10月15日に蔵出しが開始されたばかりの、秋冬季限定の登場です。一口飲んだ瞬間に、衝撃が走りました。今まで私が飲んでいた濁り酒はジュースだったのではないかと思うくらい、この五郎八は濃厚なのです。舌の上でとろみをしっかり感じられるし、まろやかなコクが印象的。何よりアルコール度数も21度もあるので、少し飲んだだけで体のなかがぽかぽかしてくるのが感じられます。これは、やっぱりお鍋料理などをみんなで囲んだ時には最高です。
また、自然の甘みもしっかりとしているので、デザート感覚でも飲む事ができます。ストレート、ロックはもちろん、炭酸水や牛乳、オレンジジュース等で割ると飲み易いお洒落なカクテルにもなるので、女子会等で人気がありそうです!
寒さ増すこれからの季節に、五郎八とおいしいごはんで体の芯からあたたまってみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は 2015/11/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ケーキデザイナー
鈴木ありさ
幼少時代からアートや海外のパーティーに興味を持ち、大学ではビジュアルアートを専攻。学生時代に訪れたボストンでケーキビジネスの存在を知り、日本にもスペシャルティーケーキの文化を広める存在になる事を決意。本場の技術を学ぶため、NYにあるThe Culinary Institute of America ペイストリーアーツ学科に進学。ケーキデコレーション第一人者であるBetty Van Norstrand氏と全米最高峰との呼び声も高いケーキデザイナー Ron Ben-Israel氏の元で学ぶ。二年次には学校代表でコンペティションでのセンターピースを任され金賞と最優秀賞と獲得。卒業後、元ファッションデザイナーCharlotte Neuville氏のケーキビジネスに一から携わりシニアアシスタントとして約2年間様々な作品制作を任される。2014年1月より5年ぶりに日本帰国。日本へSpecialty Cakeの文化を届けるという留学の本来の目標を達成すべく、独立。ウエディングやイベントでのデザインケーキ、デザート製作と共に、雑誌やウィンドウディスプレイ様の展示や撮影を目的としたケーキも製作している。