フランスの高級いわし缶はひと味もふた味も違うバターサーディン

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フランスの高級いわし缶はひと味もふた味も違うバターサーディン

いわしの缶詰といえば、オイルサーディンがお決まりですが、これは何と、フランス産のバターサーディン。ブルターニュ地方の新鮮ないわしをフランスの香り高いバターをふんだんに使ってつくりあげた何とも贅沢な缶詰。高級缶詰メーカーとして有名なラ・ベル・イロワーズ社の商品です。たかが缶詰と侮ってはいけません。温めて食べると、バターがふわっと溶けて、缶詰とはいえ、十分なごちそう感のある一品になります。簡単な料理法は、缶詰をかぱっと開けて、オーブントースターで加熱。レモンを添えるだけでも十分ですが、マッシュポテトやディルなどを添えればパーフェクト。

フランスの高級いわし缶はひと味もふた味も違うバターサーディン

ラ・ベル・イロワーズ社の缶詰は伝統的な手づくりの製法により、鰯を低温で揚げた後に手作業で缶詰にし、ふっくらとした仕上がりに。バターサーディンのほかにも各種つくっていますが、グリンペッパーがぴりっと効いた缶詰もお気に入りです。

 

そして、何とあのバターで名高いボルディエのサーディン缶もあるのです。

フランスの高級いわし缶はひと味もふた味も違うバターサーディン

しかも、これは「柚子」風味。かなりのレアものです。バターサーディンはフランスでもめずらしいものなので、パリのサンジェルマンにあるL’Avant-Comptoir(ラヴァン コントワール)という立ち飲みの店でも、メニューにのせていて人気。ちなみに、私の店、大井町の8huit.(ユイット)でも、出しています。

フランスの高級いわし缶はひと味もふた味も違うバターサーディン

熱々のごはんに温めたバターサーディンをのせて、醤油をひと垂らし。もう、これはたまらない〆ごはんです。

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※掲載情報は 2015/11/14 時点のものとなります。

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キュレーター情報

平野由希子

料理研究家

平野由希子

東京生まれ。料理研究家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。大井町のワインバー「8 huit.(ユイット)」オーナー。本格的なフレンチから毎日のおかずまで、素材をいかしたシンプルで作りやすいレシピが人気。近著に「ずっと使ってきた私のベストレシピ平野由希子のル・クルーゼ料理」(KADOKAWA)、「和つまみ」(ナツメ社)がある。2018年4月より、料理教室cuisine et vinを開講。

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